学習が思い通りにならない
現在、どの日本語変換でも「承太郎」を登録なしに変換できる。
しかし「承」の読みは「ショウ」なので「ジョウ」では変換できない。
ジョウで変換できないのに「ジョウタロウ」だと今は「承太郎」に変換できる。
ジョジョの奇妙な冒険は遅れて流行ったので、流行る前は「承太郎」を変換できなかった。
流行ったことで、どの文字入力を使っても変換できるようになった。
「ショウ」でもなかなか出てこないので、「うけたまわる」から辞書登録が必要だった。
、、、という話をATOKで書くと、辞書に「ショウ」や「ジョウ」が自動登録される。
両方とも「名詞サ変」だそうだ。
「承太郎」は固有人名として登録された。
いやいやいや、これ全部、辞書登録はいらなくね?
承太郎は登録しなくても出てくるんだから登録しなくていいし。
ショウもジョウも、今この話題でしか使わないのに辞書に入れるって大げさじゃね?
こうして、ATOKの辞書はどんどんゴミで肥大化していく。
承太郎と同様、ロナウジーニョも登録なしに「ろな」ぐらいで候補に出てくる。
でもカンビアッソはそこまで有名人ではなく、自分でカタカナ変換しないといけない。
これは辞書に自動登録されるならされてほしい単語ではある。
ショウやジョウは覚えず、カンビアッソだけ自動で覚えさせるという方法がない。
長年ATOKと付き合ってきたが、学習機能はメリットこそあれデメリットは考えなかった。
しかし今回、別の文字入力に乗り換えようとして、辞書をコンバートしようとした。
その、コンバートを思いとどまらせたのが、ゴミの自動登録六千件だ。
ごっそり登録されてるが、その中から必要な登録が全く見つからない。
そりゃ変換精度もバカになるわ。
「昔のATOKはよかった」は、ほとんどのATOKユーザーが同意するだろう。
ひょっとしたら、自動登録されたゴミを分別せずに一括削除したら昔に戻るかもよ。
ほかの日本語入力でも学習はするんだろうけど、辞書をごっちゃにはしない。
たぶんATOKだけが、ユーザー辞書のファイルに自動学習を加えていく。
そのせいで手動登録した単語がわかりにくくなってる。
まぁ、そこは問題じゃない。
あらゆる日本語入力がゴミをためてバカになっていくから、ATOKだけじゃない。
ATOKだけが、ためたゴミを可視化できるから目立ってるだけだろう。
目立ったから今回、この学習機能をどうにかできないかと考えてるわけだ。
たぶん、学習させないってのが最強と思われる。
「カンビアッソ」は学習させないと「完備朝来」になっちゃう。
それをF7キーでカンビアッソにする。
辞書に自動登録されなくても、確定履歴が学習してカンビアッソを出してくれる。
この、確定履歴ってのが今あたしが注目している、正体不明の存在だ。
ATOKの三大学習機能は「ユーザー辞書」「省入力データ」「確定履歴」だ。
辞書を肥大させないっつって確定履歴を肥大させることになるかもしれない。
しばらく研究してみて、確定履歴よりユーザー辞書の方がマシって思うかもしれない。
まだわからん。