ボクシングの会長

「会長に一任」って言った時点で申し合わせた内容が想像出来るじゃない。
国内の風潮としてもう、この会長を辞めさせるしかないんだけど、形は整えたい。
つまり、役員会で会長をクビにする決議をすると、会長は格好が付かない。
同じ辞めさせるんだとしても、クビじゃなく辞任の形にしたら格好が付く。
役員会みたいなのやって、きっと、その時点で辞めさせるしかないと結論出てた。
役員達が配慮して説得して、公には「会長に一任」って言ったなと想像出来るじゃない。
一任と言いつつももし辞任しない場合は、次は一任出来ませんって話したんだろ。
だから事実上のクビ、リコールだけど、格好付く形にしてあげたんだな。
これだけ世間から悪く見られてるのに、悪い会長に一任した人達も悪く言われるじゃん。
でもこれは一任だと公表しただけで、全く一任はしていなかったんだよ。
一般国民も「会長に一任」と聞いて疑問を持っただろう。
でも疑問の答えを、役員の人達がバカだからだと解決しちゃうんだよな。
あたしは役員だってバカじゃないんだからって、深読みしちゃうんだ。
役員がバカだったら、バカな会長に一任しちゃう。
バカじゃない役員なら、バカな会長に格好が付く辞任を用意する。
んで会長だってバカじゃないんだから、クビじゃなく自分で決めたことにしたい。
まぁバカだからその顛末を隠し立てできずに歴史がどうのとバラしちゃったが。



いわゆる自尊心の部分でこれほど浮世離れできるんだなと感心した。
日本は戦争に負けて貧しかった時代から、バブルで金持ちな時代に変化した。
この時代を生きた人は、自分が優れているおかげで成功したと勘違い出来る。
その後のバブル崩壊後に生きてる人は、成功した人の絶対数が少ない。
先に書いたとおり、あたしは他人をバカじゃないんだからって思って見てる。
すなわち、バカ扱いされてる人と尊敬されてる人に、あまり差があると思っていない。
優れてるから成功したわけでも、劣っているから成功できないわけでもない。
この会長も別に、特別バカでも特別優秀でもない、並のおじいちゃんだ。
並のおじいちゃんが、あるときは連盟のトップとしてもてはやされたりする。
並のおじいちゃんが、あるときはヤクザ者として全国民に非難される。
優れてたからトップに立てたのでもなく、劣ってたから非難されたのでもない。
人間なんてみんな、嬉しいことがあればつけあがり、傲慢になって行くものだ。
長く続きすぎて、勘違いが最高潮に達してから、急に蹴落とされたんだな。

あたしは勘違いで自分が優れていると思って有頂天になれる人生はうらやましい。
がんばったら成功が手に入り、またがんばろうと思える環境がうらやましい。
がんばったから成功したんだと勘違いしたい。
高度成長みたいな事はもう起こらないだろうし、それは不可能だろう。
今だと、IT関係でごく一部の人は絶大な成功をしている。
そう言う人達はこの会長みたいに、自分は特別に優れているつもりで生きるだろう。
あたしも、別に成功はいらないから、そう言う勘違いだけでも欲しい。

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