EUとUKと参院選と

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 参院選が近いのとイギリスの国民投票があったのとで、選挙に関するニュースが多くなってくると、選挙に関するいろんな納得いかないことに目が行ってしまい、あれもこれもおかしいって書きたくなってしまう。脱線ばかりしてたらとりとめもない話になっちゃうわけで、なるべく話題を絞って多数決の話だけ書くかと。嫁の買ってきたHUNTER×HUNTERでも多数決はもめるとか書いてあったから、じゃあどうすれば良いかみたいな話。



 51%の賛成と49%の反対があって、僅差でも賛成が多数だとかって言う採択をしちゃうと、49%もの人が不満のある事をやってしまう。イギリスの場合でも地域によって偏り、どっかの地域では圧倒的にみんな残留なのに、他の地域では脱退が多数ってなると、その負けた方の意見が多い地域ではさらに不満を抱えてしまう。政治家はなんでもかんでも選挙で白黒はっきりしたら良いんだって、軽々しく言う傾向があるけど、白黒はっきりじゃなくグレーぐらいにして不満な人を減らす方が、イギリスは知らんけど特に日本の場合は良かったんじゃないかと思うのよ。

 参院選で、知らないジジイと知らないババアと宗教の若者で、この三人から一人選べっていうんだけど、別にどの人が勝っても負けてもあまり結果に興味がない。そんな人もいるわけで、51%の方に投票したけどべつに49%の方でも良かったって場合は多々ある。どっちに転んでも不満がない人もいれば、どっちかに転ぶと不満が大きい人もいる。投票率が低ければ、その不満が大きい人の票がより重要視されることになるし、投票率が高ければどっちでも良い人がどっちかに投票するから、本当に聞かなければいけない人の声が聞こえなくなってしまうんだよ。青森県は投票率が全国ワーストらしく、投票率を上げるプロジェクトなんてやってるけれど、投票率が高い方が良いという偏見を検証した方がいいんじゃないかと。

 イギリスの国民投票が二択だったせいで、僅差で負けた方に不満がすごく大きいわけでしょ。「脱退」から「残留」までを5段階評価で投票して貰えばどうだっただろうかと。「絶対残留」に投票した人は不満でも、「やや残留」「どちらでもない」「やや脱退」「絶対脱退」に投票した人は結果を受け入れるだろう。「やや」が多いとか「絶対」が多いとかを総合的に判断し、一発で決めないでなるべく不満が出ないように持っていくのも一つの手じゃないかと。

 そこで日本の選挙だが、与党に入れるか野党に入れるかで二択にしないで、話し合いでなんとか上手くやった方が良いんじゃね。かつて自民党が勝って当たり前の時代、自民党内で話し合いでなるべく誰も損しないようにやってたわけだよ。国会じゃなくて。それがうまく行くことが自民党に対する信頼でもあったわけだ。いい気になって、民主主義を気取って、選挙に行こうとかいって、有権者を気取って、なんでも多数決で決めてしまえば良いってことにすると、不満を持つ人が増えちゃうかも知れないよと。自民党が勝てば消費税を上げ、野党が勝てば上げないんだという二択を提示するんじゃなく、もう選挙なんかやってもやらなくても、なるべく不満のないように上げるって裏ではもう決まってますって事でいいわ。どっちでも決まった方に従うっていう人にまで、無理に白黒どっちかに投票させたらあかん。選挙に行くべきって言う風潮自体をもうやめようぜ。

 いや、ホントに参院選で誰が勝とうが何でも良いあたしがどれかに票を入れるわけだよ。絶対に自民党に勝って欲しい人の一票と、どうでも良いあたしの一票が同じ重さなんだよ。あたしの投票した人が負けてもあたしはなんとも思わないのに、誰かの投票した人が負けたら深刻なダメージを受けたりもするんだよ。でも、白票や無効票や棄権については選挙結果に何も反映されないじゃん。わざわざ投票に行って「どうでもいい」に投票する権利があったらいいな。国民に支持されてるつもりで思い上がってる政治家が、実はそのどうでも良い人の票までカウントしてたんだって事に気がつけば良い。

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