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2009年 10月 26日 のアーカイブ
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あたしは米国から怪しいサプリメントを個人輸入するくらいだから、
麻薬取締法に反するような薬物でも、入手可能なら入手して試しそうな性格ではある。
たまたま、違法な薬物を入手するルートも知らないし、見たこともないから、今まで使ったことがない。
よその人は、入手するルートを知ってたり勧められたりしても断ってきたのかも知れないが、
そう言う自分の意思で犯罪と立ち向かった人とは違い、あたしは偶然まだ犯罪に関与してないだけだ。
だから、もし自分が薬物を入手できたなら、それでも拒否できただろうという確信もないし、
薬物で逮捕された人を罵ることが出来るほど、彼らとの間に違いを感じてもいない。
願わくば今まで通り、普通に暮らしてたら薬物なんか手に入らない生活であって欲しい。
何かの拍子に入手できてしまったら使わない自信がない。

見たことも聞いたこともないあたしから見て、薬物使用による逮捕とかって言う話は、
まるで外国で起ってる話のようで、誰が捕まろうが、裁判の判決がどうなろうが興味を持てない。
酒井法子の裁判を傍聴したくて行列が出来る祭りに全く共感できないでいる。
暴力団の家系で、兄弟も薬物で逮捕されてる一族の一人で、夫も使用を認めてるくらいで、
元芸能人だったとしても、これほど真っ黒な薬物の関与があきらかになった人に、
今さら何の興味があって裁判の内容を知りたいのか、知って何に影響するのか、どうもピンと来ない。
隠蔽工作が功を奏して実刑を免れても、当局のメンツにかけて厳しめに裁かれても、
所詮は、今後薬物で捕まる可能性のある人にしか関係ないわけで、
薬物が存在しない世界に生きてる人には、捕まることもないんだから判決内容も関係ない。
しかも、人間関係がそもそもカタギじゃなさ過ぎる人の裁判で、現実味が全くない。
特別な環境で生きてきた特別な思考をする人には同情も出来ないし、
ニュースを見ても、まだやってたのかという感想しか持てなくなった。

しかし、押尾の方は実際に自分にも起りそうで、同情も出来るし結果も気になる。
セックスが気持ちよくなる錠剤で、注射などの特別な道具が必要じゃないとなると、気軽にやっちゃいそう。
で、気軽にやっちゃった結果、女がやばいことになったとして、その後の状況にも同情する。
「なぜ」すぐ通報しなかったのかって親は言ってるけれども、通報したら人生台無しなのがわかっていて、
それでもたかが浮気相手のために通報する方がよっぽど「なぜ」だ。
あたしもこの状況では絶対通報しないし。
結果的には通報しないせいで人生台無しだったけれども、通報しない方がまだマシだった。
通報は100%人生台無しだが、通報せずに助かってくれたら事件にすらならなかったわけで、
1%でも望みのある方にかけるのは当然の判断であり、望みがあるのにあきらめるわけがない。
もちろん、女が自分の大事な人だったら、自分の人生が助かる望みより、女が助かる望みを優先した。
しかしたかが浮気相手だったわけで、その容態急変後の押尾の行動は実に普通だ。
人間の性善説に幻想を抱いてるとアレだが、現実の人間はこんなもんだろう。
その、セックスの薬の誘惑に負けたり、セックスの相手ごときに全てを捨てる覚悟がなかったりと、
あまりにも普通で、あまりにも自分にも起りそうで、全く責める気にはなれない。
よくこの人を責められるなぁと、むしろ相手の親の堂々たる物申しに不快感を持ったりしている。
この家に育った娘はこうなるんだなぁと、酷く納得したりする。

芸能界でも大物で、犯行後の冷静な隠蔽工作も大物だった酒井法子と、
芸能界でも小物で、犯行後のお粗末な逃走と工作も小物だった押尾の差なのか、
テレビでは酒井法子を多くやってるが、あたしは酒井法子はもうどうでもいい。
押尾だってどうでもいい部類だし、そもそも知らなかった人だが、酒井法子よりは気になる。
とくに相手の親の言動とかも含めるとな。