クイック頑張る

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石井氏のスロートレーニングはテレビでもガンガン流れ、本もたくさん出ているから、
もうこれ以上の情報は要らないって言うくらい氾濫しているが、
クイックの方はイマイチ流行ってないのか、情報が少なく、ググっても良いサイトが出てこない。
検索で出てくる情報から推察するに、石井氏の言うクイックは、
世間で一般的に言うクイックとは完全に違う物らしい。

一般的に、ウェイトを上げるときより降ろすときの方がゆっくりにしようとかいう話をするときに、
上げるときクイック、降ろすときスローなどと表現するようだ。
確かに、どうやら降ろす動作の方がより筋肉痛を発生させやすいようで、
より筋肉にダメージを与えるであろう降ろす動作をゆっくり丁寧にやることで、
より鍛えようという発想は、ある程度理解できる。
この場合、スローは筋肉にダメージを与えるためにやっていることになるわけだが、
石井氏の言うスローは逆に、筋肉にダメージではなく乳酸を与えて鍛える物だから全然違う。
クイックも、世間で言うクイックはたいして速くもないようだが、
石井氏の言うクイックは勢いつけて全力で速くやろうということになっていて、
やはりそのやり方は動画じゃないとなかなか伝わりづらかったりする。
石井氏のやり方では、クイックが筋肉にダメージを与える物っていう位置づけだから、やはり全然違う。

スローが流行ってるのにクイックが流行ってないのも当然の話で、
筋肉にダメージを与えやすい動きってのは、失敗するとダメージを与えすぎたり、
ダメージを与えてはいけないところにまでダメージが及ぶ危険な動きと言うことにもなるわけだ。
かといって手加減してたんじゃ必要なダメージを与えられず、常に全力で危険な動きが求められる。
当然リスクがあるわけで、クイックを紹介する本でもまずはスローで鍛えてくださいとかって書いてある。
こんなの万人に勧めることは出来ないわけで、とりあえずスローが流行るわな。
しかも、低重量でクイックをやるより高重量を扱う方が効率が良いわけで、
事情で高重量を扱えない人のための、低重量を瞬間的に高重量と同じ負荷まで上げる技術なわけで、
流行るべき対象もかなり限定されることになる。
まさに、面倒くさいから家で五分しか運動しないあたしにはピッタリだが、
よその人はジムに行くなり、またはリスクを避けてスローだけにするなり、人それぞれだから、
DVDを見なきゃわからないような難しいクイックをあえてやってみようとも思わないかも知れない。

HMBに関するネットの情報によると、HMBは筋肉を守ったり治したりする働きをする物だから、
守ったり治したりしなきゃいけないほどのダメージがあるトレーニングで、より効果を体感できるらしい。
すなわち、スローで乳酸ばっかり出しているより、クイックで痛めつけてやる方がHMBは効くらしい。
まぁ、当然、クイックよりもヘビーはもっと良いだろうが、あたしが家でやるにあたっては、
とりあえずクイックを重視し、筋肉痛に出来る物ならやってみろってくらい本気で望まなきゃな。
HMBを摂取してる分だけ筋肉痛になりにくく治りやすいんだから、その分余計に頑張らなきゃいけない。
怪我しない程度にな。

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