急降下式腕立て
スクワットのクイックに開眼し、トレ後1時間から2時間後に筋肉痛が始まるようになった。
筋肉痛に気がつかずにゴロゴロしてて、いざトイレに立ち上がろうとした時に立てずに悲鳴を上げる。
いかに普段はモモの力だけに頼って立ち上がっていて、モモが役立たずだと動けなかったか知る。
まぁ立ち上がるまでならそこら辺につかまってどうにかなったとして、伝う壁がないと歩くのも危ない。
棒立ちは大丈夫だから排泄は可能だが、歩行は危険だ。
あたしは家でやってるから、こんな状態でもとりあえず命に別状はないけれども、
ジムなどで本格的にトレーニングしてる人は一般公道を利用して帰宅出来るのか?
開眼したとは言え素人の我流スクワットに比べたら、本格的にバーベル等で鍛えたらもっとキツいだろうし、
かといってジムに一泊して回復を待つわけにはいかないだろうし、どこまで鍛えるか手加減してるのだろうか。
つーか、あたしの体が貧弱すぎて老化もしすぎてキツいだけで、普通はここまで弱らないのかもな。
これほどの筋肉痛でも一泊するとけろっと回復し、当日の夜中以外は生活に支障なし。
スクワットがそれほどまでに自分を痛めつけるのに成功してると、腕立ての痛めつけが物足りなくなった。
元々腕立てでクイックのコツをつかんでスクワットに開眼したのに、今度は腕立てを再考する番だ。
それでやってみたのが、スクワットと全く同じようにイチニノサンで急降下するってやつ。
本で見たジャンプしてクラップする腕立ては膝つきじゃないと上手に出来なかったが、
急降下式だと膝なしでもそれなりに上手に出来た感じがした。
まだ完全にコツをつかんではいないが、ジャンピングより痛めつける手応えを感じている。
と言うのも、クイックの後のスローでの余裕なさが、クイックの効き具合を示している気がしてならない。
部位も違うので同等の効果は期待できないのかも知れないが、
翌朝の時点で心臓か横隔膜かってくらいに大胸筋に効いた感覚はあった。
本で見たジャンプ型のクイックは、スクワットにしろ腕立てにしろ、高く飛ぶ事を重要視している。
あたしの場合はその逆で、なるべく急降下で思い切り沈み込むことを重要視し、
沈み込みを受け止めるだけで、はね返して上昇しなくても筋肉痛になっている。
つまり本のクイックはターゲットをアクセルに使い、あたしのクイックはターゲットをブレーキに使う。
理論的には当然、アクセルよりブレーキがエキセントリック収縮だから筋肉痛になる。
それなのに本ではアクセル主体のクイックを紹介している。
登山よりも下山の方が筋肉痛になるとまで紹介していながら、登山寄りのクイックをやれってんだから、
あたしにはその辺の矛盾を解決出来ず、どおりで言うとおりに出来ないはず。
本でブレーキよりアクセルを紹介する理由は、おそらく使える筋肉を作るためだろう。
高く飛ぶための筋肉を高く飛ぶために使わないのは無駄だからな。
あたしは使う筋肉より無駄な筋肉を重視し、健康のための消費役を増やしたいだけだから、
より無駄な方法を選ぶ。