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2006年 11月 13日 のアーカイブ

具体的にはウイイレのことだが。
プレステ2の薄型に最初からLANの端子が付いていたことから、
去年だったかにネットで対戦できるウイイレをやったことがあった。
シリーズ物と言うこともあり、他の人は年季が入ってるから強いのかなと最初は思ったが、
いくらやってもずっと負けてばかりで、どうやら、経験を重ねてもダメな人はダメらしいのだ。
対人で遊ぶのはいったん諦め、選手を育てたりする一人用で遊んで鍛える事にしたのだが、
やればやるほどに、勝つためのパターン的な動きしかしなくなっていく。
もちろんすぐ飽きる。
上手くなってもう一度対人をやろうという気力は結局起こらなかった。
というのも、対人だって多少のカケヒキはあれど、有利なやり方に偏ってしまう。
かといって、それをやっちゃいけないとか言うローカルルールもまたおかしい。
結局のところ、サッカーにこだわり、サッカーらしくプレイしようとしたい気持ちと、
ウイイレというゲームをプレイすることとの間にあるギャップが嫌になったのだろう。

グラフィックが完全にサッカーだと、内容もサッカーであるかのように錯覚してしまう。
それなら実際にサッカーをやればいいのに、ゲームで済まそうとしているわけで、
ゲームは現実とは違うのだから、対戦もサッカーではなくゲーム対戦だし、
攻略もサッカーではなくゲームの攻略だということを、ついつい忘れてしまうんだな。
脳トレがただのゲームなのに、得点=若さだと表示されたらムキになる人と原理は一緒。
しかしゲームとしてだけ楽しもうとしても、選手が実名だとつい期待してしまう。
自分がサッカーのゲームに期待するものが、どれだけ再現できるかで優劣を決めてしまう。

例えばカルチョビットやサカつくなど、自分でキャラを操作しないゲームなら、
思い通りにならなくてもイライラしないわけだが、
ウイイレで思い通りに行かないのは、思い通りに操作できないからだからムカツク。
かといって、思ったとおりの操作は勝利にはつながらない。
ゲームで勝つには、実際のサッカーがどうであるか、どう動いて欲しいかを忘れなきゃいけない。
サッカーに対するこだわりを捨てて純粋にゲームとしてみて、それでも楽しめるかどうか。

ということで、今回、DSのウイイレを遊んでみた。
最初の1時間くらい、一回もシュートチャンスを作ることが出来なくて、ストレス最高潮。
難易度落としたらいいかげんに遊べて良い感じ。
でも楽勝すぎなのもつまらないし、かといってパターンじゃなきゃ勝てないのもつまらない。
これほどまでに複雑に作ってあっても、攻略はシンプルで飽きが早い。
たぶん、これだけたくさんのチームや選手が出てくるにもかかわらず、
相手や自分のキャラがどこの誰だろうと、全く同じ方法で攻略するのがつまらないのだろう。
普通のゲームは各ステージの特徴とかがある物だが、
ウイイレのどこのチームがどうだとかは、詳しく数値を比べなきゃどうでもいいくらいだ。
一人用のやり込み要素としては、たくさん試合をして、好きな選手を集めることになるが、
イージーで全クリアした時点で、飽きて選手を集める気力がない。
やっぱりこれも、対人戦が前提であって、人とやるために選手集めもするっていう作りだな。

カスタムロボも、一人用は必勝パターンで勝つ作業の繰り返しになったら飽きたし、
チンクルもタワー伸ばすために同じ事を何度もやって金貯めるのに飽きてしまったし、
何かを集めさせるためにダラダラ作業させられるゲームはもう結構。