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エリート・ビート・エージェントについて。
そういえば、バンカラが学ランで校歌を歌うとかいう文化は日本特有だった。
いかに面白いゲームであっても、応援団を外国で出しても意味不明だったりするのかもな。
そこで、海外版はマイクを持ったエージェントが歌って踊るという奇妙な物に変更。
応援団よりもっと意味不明に見えるのだが、アメ公にはこれで自然なのだろうか。
ゲーム部分は、あれほど面白いと感じた応援団をさらに超える面白さだ。
各ステージに一つずつストーリーがあるわけだが、日本版はたしかに日本風すぎた。
浪人生もドッジボールも選挙カーも祭りも、いかにも日本風だ。
逆にEBAも、あまりに米国くさい物が多く、海賊船を見つけて金持ちになる話とか、
悪者をやっつけてお礼に金塊を貰う話、石油を掘って金で女もイチコロになる話など、
成功=金というストレートな図式の物がいくつも出てくる。
日本では、金は悪という印象があるので、金を手に入れる話は楽しめない人が多いかも。
出てくるスポーツはアメフト、野球、100メートル走と、やっぱりアメリカ。
ハリウッド、カジノ、クリスマス、フラッシュダンス、400マイル、エアフォース、やっぱりアメリカ。
でもマンガは同じ絵だし、失敗したときの方が笑える所とか共通だし、
応援するゲームじゃなくて音に合わせてタッチするゲームなので、
マンガがつまらないからと言ってつまらなくなるゲームではない。
むしろ重要なのは、マンガよりも曲の方だ。
知らない洋楽だと、邦楽より楽しめないのじゃないかと思っていたが、
逆に、日本版は歌詞で選んでしまって音楽性が低かったと言うことに気づかされた。
EBAは応援団をやった人ですら未体験のリズムが満載で、しかも曲の悪さで腹が立たない。
曲にあわせてタッチできたときの感動がより大きくなる選曲ばかりで、
遊んでる最中に何度も何度もオモシレーってつぶやいてしまう。
ユーザービリティも大きく向上していて、イントロの長い曲はスキップ出来るし、
成功したときしか見れなかったリプレイは失敗時も見れる(らしい)し、
ハイスコアはスクロールしないので待たずに見れるし、
各面クリア時の結果も、ぬいぐるみの大きさが違うとか、
称号が上がったときに隠しステージが現れるとか、演出でモチベーションを上げてくれるし、
何もかもが応援団を超えている感じだ。
応援団をやってからEBAでもまだ楽しめるが、EBAをやってから応援団だと不満が募るかも。
例えばがんばって称号上げても隠しステージないとか不満になるだろうし、
音楽性が低く歌詞を聴かせるだけの、似通ったJ-POPが続いて退屈に感じるかも知れないし、
長いイントロを聴かなきゃ始まらないステージ、詳細が出ないハイスコア一覧など、
最初は面白くて気がつかないが、比較すると頭に来るという要素は沢山あった。
両方に軽く手を付けて、どっちも通常にクリアして終わりとかじゃなく、
どっちかで点数にこだわるほどやりこんだ方が面白いかと思う。
むしろ応援団やらないで、応援団やるだけの時間もEBAにつぎ込む方がオススメ。
ゲームよりもストーリー重視なら、応援団のマンガよりマンガ本の方がベター。
いろんな予定を早めたり後回しにしたりで時間を作り、遊びの一泊旅行。
さらにその前夜にボーリング大会もあり、さらに帰って葬式だったりでバタバタ。
行く前にネットで情報調べるはずが、そんな時間もなく慌ただしく、とにかく現地へ。
宿は決めていったけれども、それ以外は全くの無計画で行った。
あたしにとっては実に20年ぶりの函館で、どこをみるべきかも把握していない。
でもおかげで、ずっとみんなで団体で行動出来て親睦になったので結果として良かったのだが。
とりあえず着いた日は、路面電車に子供のように興奮しつつ、ロープウェイで山へ。
高いところが怖くてタマタマがギュワっと来る症状が今頃になって発覚。
怖くないつもりだったり、絶叫マシンも乗りたがる方なので、自分で意外。
欲しいお土産多すぎて悩むが、買い物は翌日と決めていたのでこの日は我慢。
路面電車で湯の川まで行き、結構歩いて宿泊先到着。
男だらけの五人部屋、浴衣にスリッパで屋上の露天風呂に行く旅館気分のホテル。
夕食はホテルの食べ飲み放題で食い過ぎ、さらに夜食に近くのラーメン食べて食い過ぎ。
朝食もホテルのビュッフェだが、品数が多いのでまた食い過ぎ。
ゆっくりと朝は10時くらいに出発。
路面電車に向かう途中、すれ違った車から4万円くらい入った財布がポイ捨てされる。
あたし一人だったら確実に、中身の札だけ失敬してその場に放置するのだが、
この見知らぬ土地でわざわざ交番を探す事に決まる。
やっぱりちゃんと教育を受けた人達は、肥溜めで一生過ごすあたしとは良識のレベルが違うね。
昨日の時点で自分が高所恐怖症だと気がついていたのにスッカリ忘れて、
五稜郭タワーに登ってガラス張りの床を見下ろして倒れそうになる。
もう壁づたいに小股でしか歩けなくなり、高いところばかり登らせる函館に逆ギレ。
昼食は海鮮がらみかジンギスカンかラッキーピエロか迷ったあげく、
ジンギスカンの食べ放題で食いすぎにさらに拍車。
赤レンガ倉庫でお土産を買い、帰りの電車で食べる用のラッキーピエロに行くが、
待ち時間30分と言うことで、食い過ぎのトドメは刺さらずにおとなしく帰った。
よその人が持ってきたPSPを初めて見たら、画面が大きくてすごく見やすい。
タッチペンが流行ってしまったけれども、それを使わないならDSより良いなと感じた。
いろんな事が初めての体験で、本気で楽しめた。