一夜明けて

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やはり負けたことではなく、あまりの弱さに今さら気がついたのがショック。

逆転負けっていうなよ。
まるで、逆転される前までは良かったみたいじゃないか。
ずっと一方的にやられてシュートの雨あられで、川口だけの奇跡で1点守っていただけ。
しかもその1点はシュートじゃなくて、キーパーチャージで疑惑のゴール。
口をそろえてあそこまでは良かったとか言ってるけど、あれで良かったと言えるのか。

まずは負けたという結果が出たが、確かにあと2戦あるわけだ。
でもその2戦は、強いけど負けた日本としてではなく、弱いから負けた日本として戦う。
これも口をそろえていってるのが、オーストラリアが強かったという話だが、
これはあきらかに日本が弱かったし、ここからおかしな運だけでリーグ突破しても、
実際にはトーナメントにいける実力はないわけだからただ恥ずかしいだけ。
あれじゃアジアの枠一つ多かったなと言われて当然だ。
ホント、こんなに弱かったっけ?

いや、こんなに弱かったのにわざと勘違いしてきたようなものだったな。
今までも、弱いのになぜかロスタイムでギリギリ勝てたとか、そんなのばっかり。
格下?にあぶなっかしい辛勝、格上と面白い良い勝負をして内容で見せるが、
フレンドリーマッチでは引き分けても公式戦になるとこのザマってことか。
去年の予選突破も、弱いまま課題を残して、結果だけついてきたんだもんな。
アジアカップだって、全然ダメだけど誰かが救世主的に決めた1点で勝っている。
実力に裏付けられた安定した勝利ではなく、ダメだけど勝てたとかだった。
ダメでも本番で勝てばいいんだが、今回は本番なのにダメで負けた。
4年間、やたらと強い神風が吹いていた。たぶんまだ止んではいない。
しかし神風なんか、実力の世界には全く通用しないことがわかった。

強い日本がブラジルとガチンコっていうW杯に期待したが、出てきたのは弱い日本。
いったいなにがあったんだろう?
寄せ集めのナショナルチームって、クラブチームより連携がまとまらないわけだが、
日本はほとんどJリーグだから各国よりまとまりやすくて、一歩リードしていたが、
十分な練習期間があったW杯では、その差を縮められてしまい、
今までは個人の実力では負けてもチームの力で勝っていたのに、
他所のチームも連携がまとまってしまうと相対的に弱くなってしまったという感じか。
日本にとっては初戦だけど、既に何試合も他所の試合を見慣れた目で見て、
あきらかに日本はW杯に出場してるチームで一番弱い

弱いなりに結果だけ欲しいとか思えるか?
思えるなら次のクロアチア戦での勝利、ブラジル戦での健闘を期待するだろうな。
しかしこんなにも弱いと、クロアチアに勝って何になる?ブラジルとやって何になる?
トーナメント進出して何か得があるか?
弱いのになぜか勝ってますよと世界に示しても恥にしかならない。
しかも、ピークの選手はこれが最後のW杯で、勝っても負けても次はない。
弱いのに参加賞だけもらっても、何の収穫もなく終わってしまうのだ。
運でしか勝てないって、つまりバクチってことだよな。
実力をぶつけ合う場で、日本が演じたのはただの運試し。

日本のサッカーの歴史の集大成は、弱いけどバクチで勝てるという結実とともに幕を閉じた。

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