三日月オーガス

フィクションだけど、アニメの戦闘シーンで手を休めて口喧嘩するところが嫌い。
プリキュアとか女の子向けは特にそう言う傾向がある。
戦闘シーンなんて生やさしい言い方をしてるが、ぶっちゃけ殺し合いだ。
それは女の子向けのプリキュアでさえ例に漏れず、敵を殺さなければ自分が殺される。
殺される前に殺さなければならない戦闘シーンで、お互いに待ってあげて論破するなよ。
物理的に勝つ事が優先されるときに、口喧嘩でも勝たなきゃいけないと思うわけがない。
日本兵と米国兵が撃ち合ってるときに、「それが私たちの夢だから」って言わないだろ。
「なにゆえ立ち上がるのか」って聞いてないでさっさととどめを刺すだろ。
ガンダムではSEEDのシリーズが口喧嘩ばかりしてちゃんと戦わないから嫌いだ。
ダブルオーは口喧嘩より戦闘を優先したから好きだ。
そいで今やってる鉄血のオルフェンズだと、主人公が口喧嘩を否定するのよ。
敵として登場するキャラクター達はわりとおしゃべりで、戦闘中も口喧嘩したがる。
どいつもこいつも、自分の正義や戦う理由をしゃべらずにはいられない。
そのしゃべって来る連中を、一切論破せず、ただ力でねじ伏せる主人公だ。
ゴチャゴチャうるさいって言いながらとどめを刺すシーンに共感した。
相手の戦う理由が何であれ聞く気はない。
自分の戦う理由が何であれ語る気はない。
今殺す相手に言う必要も聞く必要もないし、まず殺し合ってる最中に考える事じゃない。
まるで、好きなアニメが嫌いなアニメをやっつけてる感じで、大変気持ちよい。



主人公の三日月オーガスはそもそも無口で、戦闘中以外でも口喧嘩はしない。
信念に基づいて自分のすべき行動のみに邁進し、その信念を論じたりしない。
ダブルオーでも言ってたが、正義と正義がぶつかって戦争が起こるのよ。
正しいという漢字を使ってはいるが、正しくないからぶつからなくてはならない。
ぶつからなくても語らなくても、万人が認める正しいこととそうでない事がある。
あえて正しさを主張しなければならない物は、すべて正しくないものだ。
子供が戦争するのは良くないとか言ってくるやつもいるんだよ。
正々堂々なのか卑怯なのかを言ってくるやつもいるんだよ。
そういうのを言って論破しなければならない時点で、個人の見解でしかない。
見解の違った人とは、見解を一致させるまで話し合うべきって人もいる。
でもそれって、妥協できないよりバカな方が得をして、配慮ある人ほど譲るでしょ。
どっちも個人の見解でしかない物を、どっちかに正しいかどうか決める事はない。
三日月オーガスは自分が正しいかどうか、オルガが正しいかどうかを論じない。
押しつけないし、押しつけられない。
オルガの言ったとおりに実現する事に自分の存在意義を見いだし邁進する。
オルガが死ねと言えば死ぬ。

プリキュアのように、個人の見解を正しいことのように語る洗脳アニメは面白くない。
オルフェンズのように、個人の見解を語るやつを論破せずにたたき落とすのが面白い。
言われて言い返しもしない。
ゴチャゴチャうるさいって言ってズドン。

あと、誰か死ぬ回は死亡フラグがあからさますぎて、今日で死ぬってわかる爽快感な。

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