アーカイブ

2017年 3月 21日 のアーカイブ

あたしはかつて自分で作詞作曲して歌を入れてMP3を作ってた。
だから、絵を描くことよりは音を扱うことの方が慣れている。
しかしそれはボーカロイドの出現でDTMが流行する前の時代の話。
ずっとやってなかったので、今どきの人は何を使ってどうやってるのかわからない。
とりあえずしゃべりに関しては、フリーのサウンド編集ソフトとVSTでどうにかなる。
Audacityっていうやつを使って見たが、まぁこれで全て出来そうだ。
昔はサウンドなんたらとか使ってたと思うし、Audacityという名前に聞き覚えはない。
切り貼りさえ出来ればあとはもし機能が不足していてもVSTエフェクタで補えるはず。
ノイズをとったり、コンプレッサーかけたりってのは、昔やってた普通の作業だ。
ただ今回は、単に声を録音するだけじゃなくボイスチェンジャーが必要だ。
アニメの登場人物がいっぱいいるわけで、男も女も子供もあたし一人で演じる。
男の声を女の声にエフェクタで変更するには、ピッチとフォルマントをいじるらしい。
でも検索して出てくるのは、フォルマントをいじらずにピッチいじる物が多い。
録音した歌声をオンチじゃないように補正する系だな。
それじゃなく、フォルマントをあえていじって別人の声にしたいんだよ。
そうなるとあんまり無いみたい。
少々は出てくるけど、それが気にくわなかったとしてもそれしかないみたいな。

録音した生声の滑舌は聞き取れても、ボイスチェンジしたあとの滑舌が聞きにくい。
もしくはノイズ的な物が生まれたり、機械っぽくなったりする。
いや機械でボイスチェンジしてるんだから、機械っぽくなるのはかまわない。
それは技術の限界って事で、別に完璧に別人の声にナチュラルにならなくて良い。
ナチュラルでなかったとしても、とにかく滑舌の聞き取りだけは不可欠だ。
やはり抑揚をつければつけるほどダメなんだと思うが、エフェクトで納得できない。
納得出来なくても、とにかく声を入れていかないと尺が決まらない。
実際にセリフを言ってアニメに同期させて、それにあわせて口の絵を動かす。
んで、不完全ながらとりあえずでもセリフをしゃべって入れていった。

そしたら次はBGMが必要になり、それも新しいソフトを使い方から覚えるのは無理だ。
って、昔使ってたオリオンで、すぐに作業に取りかかってすぐBGMを当てた。
そしたら効果音が必要になって、フリー素材で簡単につけた。

今のところこれでようやく30秒程度のやりとりまで作った。
子供達に、アニメって一般人でも簡単に作れるんだねって言われた。
うん、簡単だよって答えた。
そもそも一般人だと思われてたことが意外だわ。