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2012年 7月 21日 のアーカイブ

 すっかりiPhoneしか持ち歩かなくなって放置していたDell Streakに、久しぶりにカスタムロムを入れる遊びをした。以前はStreakのカスタムロムと言えばStreakdroidの一択だったわけだが、それも2.2系までは安定していた物の2.3系はなかなか安定しなかった。だからこそって理由もあるんだろうけど、その先はいろんなカスタムロムが出てどれがどういう物だかサッパリわからないしどれを使っても安定しなくてあきらめていた節がある。いや、他の人の環境ではどうなのか知らないけど、あたしのは2.3系列がどれもSIMと相性が合わなかった。SIMを入れさえしなければ問題ないが、SIMを入れるとcom.android.phoneなんていういかにも電話機能に必要そうな部分でエラーのダイアログが出る。数秒に一回ダイアログが出て、もちろんSIMはSIMとして一切機能しない。それで、いろいろなカスタムロムを試しては元に戻し、結局2.2系のままになって放置する日々が続いた。そしてこの度、Longhornというカスタムロムの2.9を入れたところ、見事にこの不具合もなく、ようやく2.3系で使えるようになった。目指す方向性としてはDSCの方が良さそうなんだけど、最新の1.2を入れてもSIMとの相性がうまく行ってないし、DSCと共通部分を持った古いバージョンのLonghornでもそうだ。たぶんCM7ベースでようやく動くんだと思う。

 完全充電してから一晩放置したところ、バッテリーは100%という表示のままだったことから、初期の2.3系カスタムロムにみられたようなバッテリー浪費の不具合は心配ないみたいだ。これで、ようやくうちの子も2.3系に行けるなぁって言ってるときに時代はもうICSなんだよね。カスタムロムは作者の気分次第で微細な変更がいっぱいあるから、あるバージョンが安定したからと言ってそのバージョンの細かいところが気に入らないなんて事もある。たとばこれまで使ってたStreakdroidは、安定はしてたけどバイブ動作を示すアイコンが嫌いだとかした。今回のLonghornはバイブのアイコンも変じゃないし、バッテリーの数字表示も出来るし、他のどれかのカスタムロムで気に入ってた物が今回使えなくて困るって物が何もない。もうこれが最終バージョンでも構わないような仕上がりに思える。

 これって日本語表示には対応してるけど日本製ロムではないので、Google Play Musicが最初から入ってた。あたしはそこに家中のCDをアップしまくったから、通信さえ出来れば全ての音楽を持ち歩けるよって状況にある。これ便利だねってよその人に見せたんだけど、普通の日本のAndroidではこのアプリはマーケットにも出ないんだね。まぁ、日本からはプロクシ刺さないとアカウントすら作れないような感じだったと思うから当然か。

 あと、「画面メモ」というアプリが曲者で、対応OSバージョンは1.6なんだけどダウンロード出来る機種に制限を付けているようで、しかもapk再配布を制限するようなプロテクトもかかってるみたいで、少なくともStreakdroidやLonghornでは正規マーケットで入手出来ない。しかしカスタムロムでrootなので機種の偽装は簡単に出来るわけで、内部を書き換えてギャラクシーS2だってことにして入手した。こういうことが出来るんならもっと早くからやってればよかった。

 よその人が使ってる古めの国産Androidはタッチレスポンスが悪かったり、また別の人はアプリのインストール出来る容量が少なすぎたりして、契約通りに2年間使い続けるのは厳しそうな印象だが、Streakは買った時点でもう時代遅れだった割りにまだあと一年使って行けそうな感じ。やっぱりスマホはパソコンみたいな物だってよく言うけど、国産のパソコンは情報弱者しか買わないように、国産のスマホもダメなのかも知れない。メーカーサイドでいろいろプリインストールしたがるし、しかもドコモもいろいろプリインストールしたがるし、そしてむしろプリインストールで差別化して売ろうという方向に動いてるからな。んでもって一般人はスペック関係なしにまず日本製を選ぶよね。日本製スマホの何が良いかって事が分かって選んでるわけじゃない。今年とかの新作はそれでも外国製に追いついてきてるんだろうか。それともまだ厳しいんだろうか。