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2012年 5月 17日 のアーカイブ

 gPadに触れてみてすぐ、カーソル移動が速いなぁって感じた。遅いのに慣れてると速いとビックリする。でもビックリするだけで、速い方に慣れた方が最終的には便利なんじゃないかと感じた。それで、真魚もちょっといじって速くしてみたり実験中。つーかTEditorでもそれやってた気がする。

 これって専門用語としてキーリピートっていう話なんだよ。体で覚えた人は全く不自然じゃないだろうが、わからない人にはかなりわかりにくい言葉だと思う。彼らは、リピートっていったら繰り返すわけだから、キーを何回も押しそうなイメージがあって、まさか押しっぱなしの設定だとは気がつかないでいる。すなわち、真魚でgPadのように独自にキーリピートを拡張したとしても、その機能をキーリピートではなく別の名前で呼びたいところ。Windowsでキーボードのプロパティを開くと「速度」というタブがあり、まぁここまではしょうがないだろう。でも、その中の文字入力というくくりで、「表示までの待ち時間」「表示の間隔」は、このキーリピートの実態とはかけ離れた全然意味が分からないラベルだと思うんだ。まるで、キーリピートせずにただちょんとキーを押してもモッサリ文字が表示されそうじゃん。ここに絶対に書かなければいけない「押しっぱなし」というキーワードが欠落してるんだよね。アイコンもフォントに時計とか、フォント二つ重ねたりとかでわかりやすくしてるつもりだろうが、その押しっぱなしにした場合の動作であることがどこにも書いてないせいで、わからない人には何も伝わらない。まだまだパソコンはわかる人だけの道具って事だ。ゲーマーになら、連射までの待ち時間、連射速度って書けば、「押しっぱなし」と言うキーワードを抜いても伝わるが。

 キーリピートを独自でいじるためにWindowsの仕組みを調べてみたが、そりゃWindowsでゲームも作れるんだから、ゲームで連射速度を調節するつもりでキーボード入力を完全に支配しちゃえば、最も理想的な動作をしそうだ。つーかやるんだったらそこまでやらなきゃダメかも。単にWindows任せのキーリピートを自前で2倍とか3倍とかにするのは楽で良いんだけど、それだといかにも2個ずつとか3個ずつ動いてて、ピッタリの所では絶対に止められないポイントがあったりする。速くするからにはその速さについていくって事が前提なわけで、速いからってピッタリの所で止められないのは良い動作じゃない。カーソル移動を速くはしたいけど、2個とか3個ずつ動かしてピッタリの所で止まらない動作にはしたくない。で、ゲームの連射みたいにやるしかないのかな。いや、やらない方が良いのかな。

 たぶんTEditorでもリピートを加速してると思うけど、それなりにTEditorをパクってるはずの真魚が、この件に関してパクらなかったのは、やはり仕組みの問題が大きい。真魚って他のテキストエディタより描画が遅いので、当時の開発環境ではあんまりカーソル速度を上げてもスクロールするのに描画が追いつかなくて意味がなかった。むしろ、カーソル速度を上げてるはずなのに上がってないじゃないかって、素人から見て混乱しそうな状況だった。だからむしろケアしない方が良いと思った記憶がある。でも現時点では、ウチの安物PCでも結構描画が追いついてるみたいだし、真魚はWin7専用ってことにしたからよそのPCでも描画に問題はないはず。まぁ加速に手を出すなら今かな。

リピートの法則

 でもどういう仕様にするか煮詰まってない。散々試して結果やらないかも知れない。または、64bit化やタスクバーのタブ化のように、不可能という結論を迎えるかも知れない。