iPhoneが帰ってきた

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帰ってきたというか、おそらく新品の代替品が送られてきたんだろう。
前面と背面にデフォルトのすぐはがせる保護シールが貼ってあるし、中身はまっさらなiOS5.0だった。
こっちから送ったやつは5.01なんだから、バージョンが下がってるという事は新品なんだろう。
壊れたよって電話した時点では、彼らは脱獄して使った事があるかとか、分解しなかったかとか、
いわゆる保証既定に外れた使い方をしていないかの確認をしてこなかった。
水濡れに関しては、本体内にそれを感知する部分があるらしく、訊かなくても調べればわかるらしいから、
おそらく脱獄や分解に関しても、壊れた本体を修理する時点でバレるんじゃないかと思ってる。
そして、保証既定に外れた場合は有償になるという説明も受けたから、
この新しいiPhoneが送られてきた箱を開封する際、請求書なり振込用紙なりが入ってると思った。
が、どうやらこれを送った部署は送るだけが仕事で、請求は別部署なのかな。
このまま完全に無償で交換だったらうれしいが、おそらく水濡れと同等ぐらいの請求は来ると覚悟してる。

最終的に文鎮化が引き金でこういうことにはなったけれども、そうなる前からSIMカードの調子が悪かった。
たまにSIMカードが入ってないという表示が出ていて、再起動で復活したりしてた。
これがこの度、ロック画面でSIMなしのダイアログがブラクラのように無限に出て、
ロック解除も出来ないし電源も落とせないしっていうどうにもならない状態になり、
電源を落とすために分解してバッテリーを引っこ抜いた。
それを元に戻したらちゃんと起動し、一週間近くはSIMカードも認識したが、結局また認識しなくなり、
復元にも失敗してリカバリーモードしか起動しなくなるという結末だった。
SIMの認識不良が脱獄のせいで起こったのか、普通に機械が悪かったのかは知らない。
復元の失敗が、勝手にバッテリーを一度抜いた事に原因があるかどうかも知らない。
向こうの検査結果として、いろいろ検出されたら保証規定外だよって後で言われるかもしれない。
だとしても彼らは、あらかじめそういう使い方をしてないかって事を質問しなかった。

勝手な想像だが、例えばパソコンにはエロサイトを見たらウィルスが入る事だってあるわけで、
エロサイトを見たら保証規定外ですとかって、サポート側が言えるわけないじゃん。
分解しちゃダメとかいってシールが貼ってあれば、明確に保証規定外を示す事が出来るけれど、
どのエロサイトを見た事がきっかけでぶっ壊れたから有償修理とか、明確に示す事が出来ない。
スマホの場合は、いろいろインストールできる事が売りになってるから、いろいろインストールしてみるわけで、
それがiPhoneの脱獄だったりAndroidのrootだったりという事を、みんながわかってやってる訳じゃない。
単に、こうやればシャッター音を消せるよとかっていう軽いノリのアドバイスを聞いたりして、
ライトユーザーが自分で何をやっているかをよく知らないままにやっちゃう事もあるわけだ。
あたしの場合はさておき、スマホの類は普通に使ってるつもりで知らずに文鎮化する可能性があるし、
しかもその文鎮化を自力で回復する手段は用意されていないから、
たとえ脱獄に失敗して文鎮化したとしても、エロサイトでウィルスと同様、
問答無用で保証対象にするか、それより一番良いのは自力でリカバリー出来るようにすべきだ。

でも新しいiPhoneでまた脱獄したし、デーモンいくつか消した。

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