敵の本を読む

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生物進化の仕組みからして雑食の生き物というのは、雑食しなきゃ生きられないわけではなく、
肉がないときは肉を食わずに、野菜がないときは野菜を食わずに、
ないときはある物を食べれば生きられるようにできている。
もちろん、いろいろ混ぜて食えば生きる効率はアップするだろうが、偏食はさほど気にする物じゃない。
三食カップ麺しか食わない人は、カップ麺に入ってない栄養素が不足するかも知れないが、
一食カップ麺の人は他の二食で違うものを食えば、カップ麺の食い過ぎを気にしなくていい。
飢えてるせいで特定の物しか食べれない場合は別だが、好きでやってる偏食は十分食ってるわけで、
栄養が不足するような心配をする人は、あたしにとって敵と見なしている。
というのも、栄養不足を心配する人達はみな、自分以外の人の偏食に口出しするからだ。
他人が肉ばっかり食って野菜を食べない自由な食事を謳歌してるのがよっぽど許せないのか、
偏食している人が健康に生きている事実そのものが受け入れられないのか、
体が健康だとしても心が健康じゃないはずだとか、性格や能力の欠点にまで言及しようとする。
おまえは野菜を食べないから成績が悪いんだとか内向的なんだとか、
野菜とは全く関係ない事まで持ち出してどうにかこじつけて納得しようとする人は、
悪気はないかも知れないがやはり敵と見なして当然なくらいの攻撃を既にしている。
先日、そう言う類の、とにかく犯罪者も病人も馬鹿も何もかも食事が悪いせいだって本をあえて読んだ。
あたしは何食っても変わらない派だから、何食うかで全て決まる派は完全に敵対勢力だ。
10年以上前からある本らしく、情報が古いと言う事を大目に見てもちゃんちゃらおかしい内容で、
よくある、戦前の日本食が一番良かった的な、結果ありきの物だった。



ただし、何が不足かとか、なぜ不足なのかは詳しく書いてあり、あたしも考えをあらためた部分がある。
生物学的に考えて、雑食の生き物は何を食べてもいいんだという信念に変わりはないが、
現代の日本に生きる場合に限り、環境汚染等との戦いに必要な栄養素が昔より多く必要になり、
通常の食事からだけでは補いきれない可能性が高いと言う点は、認めざるを得ない。

必要なのは、ビタミン、ミネラル、食物繊維、オメガ3オイルだそうだ。
ビタミンに関しては特にビタミンCをプッシュしてたし、ミネラルに関してはマグネシウムをプッシュしていたが、
他のビタミンやミネラルも含めて、あたしは既にサプリメントで盤石の態勢だ。
プロテインも、ホエイだけのをやめて食物繊維と必須脂肪酸入りの物に移行中だ。
この本が正しければ、あたしのキチガイは現行サプリメントで治療できるかも知れないな。

ただ、バランスと言うことも重要なようで、あたしはカルシウム摂りすぎの自覚があるので、
そのせいでマグネシウムが不足しがちかもしれないし、
油は味覚の王様扱いして摂取してるから、オメガ3系の脂肪酸が相対的に不足だろう。
揚げ物を食べるなと書いてあるが、そこまで我慢するつもりはないので、
今まで無頓着だったオメガ3系をもっと意識しようと思ってはいる。

しかしあまり気をつけた食事をしようとすると、食べちゃいけない物だらけで窮屈なので、
とりあえず食事は何でも好きなものを、何も気にせずおいしく食べて、
その快適な生活を維持するための投資として、サプリメントにわずかな金を払うのは妥当だと思うよ。
大自然で自給自足してる人は何を食っても栄養不足にならないが、
現代の日本で健康に生きるには、野菜なんか食べたって追いつかないほどのビタミンが必要で、
アホみたいな含有量の米国のビタミンを輸入すべきと確信を得た。

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