免状の必要性

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ロープレにはやたら出にくいレアアイテムが存在し、クリアには必要ないという場合がある。
そのレアアイテムを目標にすることで、クリア後もより長くゲームを楽しむことが出来たりするからだ。
でも、人によってはクリア時点で飽きてしまい、レアアイテム入手は目指さない場合もある。
いる人はいる、いらない人はいらない、役には立たない。
囲碁の免状も、別に役に立つわけではなく、いらない人はいらないが、
目標にすることで飽きずに続けることが出来るなら、ぜひとも目標にしたい物だ。
特に、囲碁仲間がいるわけでもなく、いつやめてもおかしくない状態で、もう少し続けようと思ったら、
とりあえずレアアイテムを入手してみるのも悪くはない。

あたしは他に、大学の卒業証書という無駄な紙切れを持っている。
いや、しばらく見てないので紛失したかもしれないが。
これって、大卒が優遇されるような会社に勤めるなら役に立つが、自営業だからいらない。
紙切れを見せろと言われたことは一度もないけど、日常会話で学歴を聞かれることはある。
ちょっと踏み込んだ話まですると、卒業した大学の他に、中退した別の大学の話まですることになる。
新宿方面の一流私立を中退して、地元の三流国立を卒業しているわけだが、
せっかく卒業証書を持ってる三流は評価されず、卒業しなかった一流私立は評価される。
小室哲哉が早稲田中退だという話を聞くと、「へー頭良いんだ」って感心しちゃうわけだが、
それって、中退だろうが卒業だろうが在学中だろうが、入試に合格すれば評価されるって事だよな。
大卒が優遇されるような会社の場合も、優遇の根拠は最終的に入学試験の難易度になるわけだろ。
だったら、いい大学に入学してその4月に中退してすぐ就職した人も本当は優遇しないとダメだよね。
その大学の卒業生と同等に頭が良いのに、無駄な勉強より仕事の勉強を選ぶんだからね。
でもそうなったときは、卒業証書のかわりに中退証書ってのがないと、学歴詐称が横行するわけだ。
よって、社会での優遇は卒業証書のある学校が基準になるのは致し方がない。

さて、卒業証書を活かしていない自営業のあたしが、同様に無駄な囲碁の免状取得を目指している。
たぶん、自称どこぞの中退は、自称プロに勝ったことがあると似たような状態だ。
なんか、他人に褒められたくて武勇伝を語るようで、出来れば自分からはこの話題を出したくないが、
周りの誰かが言ってくれたら悪い気はしないっていう、変なコンプレックスになってしまう。
だから、ちゃんと卒業証書があるということの大事さ同様、免状は大事だと強く感じている。
もちろんこれは性格の問題で、コンプレックスなしで中退だと堂々と言える人なら、
免状がなくても勝手に自称段位を名乗ってさしつかえないだろう。
早稲田という単語に敏感になっちゃって、関連する話題になったら黙り込んでしまうあたしは免状が欲しい。
大学を辞める時は、せっかく入学したのにもったいないって言われたが、
自分ではもったいないとは全然感じなかった。
今は、せっかく囲碁を始めたのに免状を取らずに辞めるのはもったいないと感じている。

いつかやめるつもりだから記念品が欲しいんであって、一生続ける人は逆に免状なしで平気かもね。

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