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2007年 11月 24日 のアーカイブ
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香川の姉妹と祖母が大量の血痕を残して行方不明になった事件で、親父の名前が山下清。
単なる行方不明や傷害や殺人ではなく、血だけ残して誰もいないということが気をひくが、
ほかにも凶悪事件がたくさんありすぎて、この事件も数ある内の一つとして埋もれてしまいそう。

そんな埋もれてしまいそうな事件は視聴率も取れないから、テレビの報道も少なくなるはずなのに、
なぜか多めに報道されていて、特にマスコミがこの山下清に注目気味なのが、意図を持ってそうで怪しい。
ぶっちゃけ、山下清を犯人だと疑って視聴率を稼ごうとしている。

昨日までは、祖母が西城秀樹に似ているなぁという印象しかなく、
ありふれた事件に興味がなかったから、これに関する報道は合計しても1分も見ていなかったのだが、
今朝、テレビに山下清さんが映っているのを見て、一瞬でコイツが犯人じゃないのかと思ってしまった。
「一瞬で」というのがポイントで、状況を鑑みての判断ではなく、顔が犯人っぽかっただけだ。
つまり何の根拠もなく、被害者家族である山下清さんに大変失礼な疑い方をしてしまった。
おそらく本当の犯人は、事件当日の白い不審車の持ち主で部外者だろうから、
不謹慎にもこういうことを考えてしまって、被害者のの方々に本当には申し訳ない。

でもね、この報道はどう考えても畠山鈴香パターンなんだよ。
事件がではなく、報道の仕方が畠山鈴香パターンだ。
犯人が警察に疑われる前に、何も知らないふりをしてたくさんインタビューを取っておいて、
あとから犯人の人物像とかいって使おうという意図が感じられる。
部外者が犯人だったとしても、マスコミは別に山下清犯人説を唱えてはいないんだから、
それまでの粘着をわびる必要もないし、視聴者が勝手に疑っただけって事でしょ。
もし山下清逮捕って報道されたら、やっぱりそうかとテレビにかじりつく人はいっぱいいるだろうし、
別の人が逮捕されても、山下清さんの感想が聞きたくてやっぱりテレビを見ちゃうだろう。
今この人に注目して報道することが、マスコミにとって決してマイナスにはならないんだよな。

山下清さんはきっと顔で損して生きてきた人で、今回も真っ先に疑われ、
あたしも顔を見て瞬時に犯人じゃないかと思ってしまって、これは大変ごめんなさいよ。
でも、40台無職男性って事と、マスコミへの応対が畠山鈴香とそっくりな事まで、
どうしても疑わしい感じがしちゃってて、そりゃマスコミもこういう報道になるわなぁと、納得してしまう。

山下清さんがただの被害者家族で、顔も普通で働いててマスコミにも普通に応対してたら、
そもそもこんなに注目されるほど特殊な事件ではなく、報道ももっと控えめになっていたはず。
視聴者であるあたしも疑って申し訳ないが、報道もあきらかに疑ってる注目度で、
不謹慎だから言葉には出さないだけの、視聴者にこの人を疑えという報道じゃないのかと。

マスコミが半ば扇動してるんだから、たとえ山下さんが犯人だったとしても、推理力を誇るに値しない。
それより、山下さんじゃなかった場合、マスコミに踊らされて人を疑った事を反省しなきゃいけない。