秋保温泉
仙台の賃貸住宅フェアと、名取市の区画整理を見学するため、貸し切りバスで一泊旅行。
仙台といえば、有名市販レトルトに牛タンを混ぜただけの牛タンカレーが成立するほど味音痴の街。
名古屋でも料理が口に合わなかったけど、あちらの料理は単に、こちらの人が食べ慣れないだけで、
手抜きや味音痴によるものではないという印象だったが、仙台はそれとは全然違う。
米国やオーストラリアの牛タンが仙台名物っていう点だけでも、こだわりのなさを感じてしまうのに、
そのうえ牛タンカレーの一件があったので、食べ物では日本一のマイナスイメージを抱えてしまった。
あたしは旅行といえばまず食べ物なので、食べ物に期待できないとイマイチ納得できないのだが。
初日の昼食はバスでお弁当という事になったのだが、天ぷらがメインのありふれたものだった。
別に美味しくなくてもいいから、牛タンとか入ったご当地弁当を期待したので残念。
夜は秋保温泉のどこかのホテルで宴会し、この季節だから松茸とかの料理が出た。
あたしゃ松茸の香りにはあまり興味がなく、香りにだけ頼って味がない料理に若干不満。
幸いにも、後から出てきた春巻きに調味料が付いてきたので、他の料理にもかけて食べた。
二日目の朝はホテルのありふれたバイキング。
昼は松島なのでカキを期待したが、カキ風味のプリンだかムースだかが付いてきたのみ。
仙台に行ったのに牛タンも食べず、松島に行ったのにカキも食べず、
あとはお土産を買って帰るだけとなり、ただでさえ食べ物に魅力がない場所で、
せめて名物でもと期待したのにそれもなく、研修としては満足だけど、観光面は不満足だった。
もうこうなったら、現地で名物は食えなくても、家帰ってすぐ食べようと言うことで、
無駄に松島でオーストラリア産の牛タンを買った。
牛タンは仙台だろうが松島だろうが東京だろうが自宅だろうが、変わらず牛タンだった。
さすがということもなく名物ということもなく、普通に肉だった。
去年は遠野へ日帰りバス遠足で、昼食はわさび尽しにわさびビールにわさびソフトクリームで、
美味しいかどうかは別としても、いかにも旅行に来たなと言う食べ物が出て満足だったので、
よけいに今回は食べ物で不満を感じた。
やはりというべきか、今回も仙台は、食べ物でガッカリするはめになった。
ホテルの宴会は、エッチじゃない方のコンパニオンが何人か来ていたのだが、
右の席からも左の席からも、日本三大ブスは何県だっけという会話が自然に出ていた。
たしかに三人ほど、あまり整ってない人が来ていて、その割に金額がどうだということで不満も挙がっていた。
ホテルは山の中にあるわけで、外に遊びに行くわけにもいかず、二次会もホテル内で行われたのだが、
当初予想した金額の倍近くかかり、陸の孤島ってこういう事だなと感じた。
温泉なんぞ要らないから、市街地に泊まった方が良かったかなと。
でも会員の親睦にもなったし、研修としても勉強にもなったし、マルかバツかで言えば確実にマルだった。