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あたしはもう何年も爪を切っていない。
べつに伸ばしてるわけじゃないよ、爪切りでパチンとはやってないだけだ。
小学校の頃とか、爪をこまめに切るようにセンノーされるよね。
その頃は純粋だったので、爪をこまめに切る人はそうでない人より勝ってる、
という教育を受けて、常に深爪気味に切っていて、白い部分があるのが許せなかった。
そしていつの頃からか、深爪を繰り返すとどんどん爪が小さくなっていくことに気がつき、
今度はそれが面白くて、爪切りの使い方を工夫して大幅な深爪を繰り返すようになった。
普通に切ると深爪にも限界があるので、爪切りで爪の左右両サイドに切り込みを入れて、
その切り口から強引にちぎると、両サイドよりセンターが深爪できる。
やってるうちにセンターの丸みが消えて角がとがってきた。
さらに時が経つと、その両サイドの切り込みを爪切り使わずにやるようになった。
どうも爪って言うのは、縦からの力より横からの力に弱いらしく、
爪で別の爪に切り込みを入れる事ができるようになった。
こうなったらもはや自給自足(?)だ。
特に風呂上がりの爪が柔らかいときなんかに、適当に爪をちぎり取るようになり、
結果として爪切りは活躍の場を失い、何年も使ってないと言う状況になったのだ。
自分が一切爪を切らない物だから、嫁が人並みに爪を切っているだけで、
ずいぶん頻繁に爪を切るなぁと感じることもあるけど、
実は自分もわりと頻繁に爪をちぎっているんだよね。
コレは手の爪に限った事じゃなく、足の爪も手の爪でちぎっている。
ちゃんと爪切り使っている人は、手の爪も足の爪もまとめて一気にやるだろうが、
あたしはいつでもどこでもできるせいで、たとえば人差し指の爪が伸びてきたら、
その人差し指だけ爪をちぎり、他の爪はまた伸びてきたときにやっている。
手は爪が伸びてきたことにすぐ気がつくが、足はだいぶ伸びないと気がつかない。
勝手にすり減っているのか、伸びが悪いのか、足はメンテナンスがあまり要らないようだ。
そんなこんなで、しばらく足の爪を放置していたら、
薬指の爪が中指に刺さって血が出ていた。
最初は靴下に付いた血に気がつき、次に薬指爪の血に気がつき、割れたのかなと思った。
深爪で多くの血を流してきたあたしにとって、爪からの血なんて大して気にならない。
その場はほっといたのだが、後で見たら伸びた爪が隣の指に刺さっていると気づいた。
コレはやばいと思って、やはりその場でちぎり取った。
ちなみに昨日はルートイン大館に泊まったので、モチロンその場に爪切りはなかった。
ふと右足を見てみたら、こっちも刺さりそうな感じになっていて、やはりちぎり取る。
爪を伸ばしすぎたら、引っ掛かってはがれるんじゃないかという心配はあったが、
まさか隣の指に刺さるとは思っていなかったので、ちょっとルーズさを反省。
やっぱり爪は切らなきゃね。ちぎってる同志に警告。