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EmEditorのダウンロードページに○とか×とかで機能比較した表があり、
真魚もこれにあわせて○と×で表してみようとか思って眺めていた。
おそらく同じ機能であろう、呼び方が違う機能とかもあるのだが、
あたしゃフリー版しか使ったことがないので、上位版にしかない物は確かめようもない。
そういう機能の一つに、「ブックマーク」っていうのがある。
これってたぶん、真魚で言うところの「しおり」、秀丸の「マーク」かな。
有料版のみの機能で、フリー版には存在しないので、推定するしかない。
この機能については、真魚では思惑あって後から追加した物である。
まず、TEditor版である真魚1.xxを使っていた時点では、
TEditorの標準機能であるマーク/ジャンプ機能を使ったことなど一度もない。
DelphiのIDEにもこの機能が付いていて、何度か使ったことがあるのだが、
とても使い物になるような便利な物ではなくて、混乱するばかりだった。
何がいけなかったかというと、マークを扱うインターフェースが酷かったのだ。
マークのセットとジャンプを間違えたり、間違って上書きしたり、
番号は振ってあるけど今あるマークは何番なのかすぐわからなかったり、
そんな酷いインターフェイスのままでいられたのはきっと、誰も使わなかったからだろう。
今でもTEditorを使ったエディタでは、おそらく作者がその機能を使わないせいで、
使いにくいインターフェイスのまま何も考えずに実装されている。
当然、TEditorをやめた真魚2.xxでは、最初はマーク機能を実装していなかった。
実装した今でも使っていないし、本当に要らないと思う。
これはある時点で「こんな事も出来るよ」というアピールのために実装したものだ。
当時から見せつけのためだけの機能だと明言して実装した覚えがある。
構造上実装できないというのでは悔しいので、実装するとしたらと考えたわけだ。
以前のようなインターフェースではない方がマシということで、
考え抜いたインターフェースが現在の「しおり」なわけだ。
DelphiやTEditorのマークは最悪だが、秀丸のマークは使いやすい。
使いやすいからって使うとは限らないけれどもね。
重要なのは、
○マークを番号ではなく行頭の文章や何行目かで識別する
○マークされた位置を一覧できる
○削除と再設定を別インターフェイスで扱う
○マークは文書を閉じても保存される
などと言ったところだろうか。
そういうことをせっかく考えて作ったので、今さら削除するのはもったいないが、
現時点で機能が多すぎて何か削除したいと常日頃思っていて、
どこを削除するか考えるとやっぱりしおりが一番要らないんだよな。
しかも、自分で使わないからデバッグもしてないわけで、
しおり関連の機能はバグらだけでないはずがないんだよね。
ちょっと思い出しただけでも、いろんな機能との相性の悪さが思い浮かぶ。
バグだらけであるはずの真魚のしおりに、今まで文句が付いたことないのは、
やはり、しおりを使ってる人がいないと言うことだろう。
そんな折、EmEditorでは有料版にしか付いていない機能だと知り、
これを削除したい気持ちを後押ししたってわけだ。
いや、削除はもうしてしまいたいって気になってるが、
いつでもまた復活できるように削除するか、もう永久にやめちゃうのかで作業が違う。
やるなら永久削除でいい気もするが、また復活させたいと思わないかどうか自信がない。
もう一度この機能の必要性を見直してよく考えないといけない。