あたしはサラダが嫌いなので、先に全て食べきって綺麗にする事がある。
これをベジファーストと呼ぶならそうかもしれない。
目的は違うけど。
野菜で飯が不味くなるから先になくしてる。
5年ぶりに更新された厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」でベジファーストが削除されたらしい。
すなわち5年前までは厚労省がオススメしてたが、今はオススメしてない事になる。
じゃあベジファーストは嘘だったのか、国が勧めるほどの効果はなかったのか。
様々な見解がネットで散見される。
とりあえずダイエットになるって話は最初から嘘だったようだ。
厚労省もダイエットのためじゃなく糖尿病の予防目的で書いてたらしい。
それを勝手に国が勧めるダイエット法であるかのように解釈して広まったんだな。
糖尿病の話だったとしても、野菜を食べて10分待ってようやく食事開始が正しいやり方のようだ。
単に食べる順番で野菜を先にしても意味がない。
そしてその10分待つ方法だとしても、すでに糖尿病になってる人にしか効果がない。
そういうことで、まぁ国が勧めるには適さない事になるかもな。
そもそも野菜という栄養素はないので、野菜不足などという言葉もまやかしだ。
マンモスを追いかけて木の実を拾ってた時代、キャベツやレタスが不足して病気にはなってない。
ファーストかどうかはともかくベジ自体の必要性に疑問を感じる。

それはいいとして、今日これを書こうと思ったきっかけはオイルファーストとか言う話だ。
ベジファーストのエビデンスをよく調べると、オリーブオイルを大量にかけていたらしい。
だから食物繊維ではなく油が血糖値を抑えたんだと言ってる人がいる。
油を摂取すれば脂質代謝になるからダイエットにもなるとか言ってる。
痩せたければサラダチキンじゃなく唐揚げを食べろって話をしてる。
これは個人的に魅力を感じる話。
そうであってほしいが、さすがにないだろうと疑ってる。

あたしの信じる生物学で考えると、農業は最近始まったものでDNAが糖質代謝に対応できてない。
だから日本人のように穀物を主食にすると糖尿病になりやすい。
欧米の肉を主食にする食べ方が健康的だと思っている。
それを踏まえて、血糖値を上げない、脂質を多く摂取する、が正解であってほしい。
しかし筋トレで筋肉をつけた人は全員糖質を多く摂取してるんだよね。
脂質を増やしたら筋肉が増えたなんて聞いたことがない。
もちろんプロテインを飲んだら筋肉ついたって話も聞いたことがない。
けど米を馬鹿みたいに食べたら筋肉ついたってのはみんな言ってる。
あたしもマルトデキストリンをドバっと摂取したら筋肉がついた。
DNAが扱い切れていないはずの糖質を摂取することが、どうやら筋肉を増やす最適解らしい。

じゃあ増量は糖質でいいけど、減量はオイルファーストで低糖質が良いのか。
総摂取カロリーを無視して血糖値だけで痩せることが出来るのか。
たまに血糖値優先の人は見かけるけど、イマイチあたしは信じていない。
いわゆるケトジェニックも、最近は山本センセすら言わなくなってもう終わったと思ってた。
今さらまた油ですか。
あたしは生物学的には糖質より脂質が体に良いと思ってはいる。
けど油を摂取すれば消費カロリーが上がるとか、血糖値さえ上げなきゃ痩せるとまでは信じ切れない。

いやマジでベジファーストの是非なんて、どうせ野菜食べないからどうでも良いのよ。
そうじゃなく、ベジファーストの正体がオリーブオイルでオイルファーストなのかが問題。
あたしは食べないけどノンオイルドレッシングは逆に太るし糖尿病になるって話。
そして控えるべき揚げ物を食べた方が逆に痩せるのか。
そんなわけないけどそうであって欲しすぎる。