横川君の覚悟について

あたしはYouTubeで筋トレ情報をたくさん漁ってるが、ボディビル大会には興味がない。
見て比べてもどちらが強いかわからないほど、全然ルールもわからない。
自分の筋トレに参考になる情報だけが欲しい。
ボディビル大会の情報は要らない。
だけど、横川尚隆がかつてJBBFで優勝してエリートプロになった話はわかる。
FWJで優勝すれば世界で戦う資格を得るが、JBBFで優勝しても世界への道は開けない。
海外のボディビルはスポーツではなく見世物だから、薬物の検査がない。
日本ではそういうのは普及してなくて、スポーツとしてのボディビルが主流だった。
だからその道を究めても世界に通じる道じゃなかった。
横川尚隆だけが唯一のエリートプロなのに、JBBFでは戦うステージがない。
JBBFは彼にプロとしての活躍の場を用意できなかった。
道はどこにも通じてない。
この度FWJへの移籍を発表して、そりゃ当然だなと思った。
日本にJBBFさえなければ、才能のある人は最初から世界に通じる方の道へ進む。
JBBFの有名人に憧れて自分もJBBFに行ってしまうと、その道は世界に通じていない。
なので、横川尚隆がFWJで活躍することで、憧れて最初からFWJに行く人が増える。
日本でボディビルを志す人にはJBBFは害悪になってるように見える。

横川尚隆のファンは皆、どこかで戦って欲しい。
しかしJBBFにいる限り戦う場すら与えられない。
だからってJBBF以外だと、薬物という武器を持った相手に素手で立ち向かう必要がある。
だからここで覚悟だの決断だのの話が出てくる。
自分も武装するか、あくまで素手か。
これもJBBFの思想があまりに日本を支配しすぎて、脱するための覚悟が大きいだけだ。
日本だから色々言われちゃうし、だから面倒くさいだけ。
FWJに移籍したら応援やめる人も出てくるとか、変に気を遣う発言がでてくる。
移籍に覚悟が必要なんじゃなく、JBBF思想の人に何か言われる覚悟が必要なんだ。
いちいちJBBFも好きだって言っとかないと許されないプレッシャーが存在する。
横川君を長年しばりつけ、才能の開花を妨げる思想が存在する。
山岸みたいに海外拠点にしないとなかなか難しいと思う。

ただ、挑戦がまるっきり良いことばかりとは思えない。
無理して体を壊して何も得られないバッドエンドもあるとは感じた。
筋肉量を20㎏増やす気なんでしょ。
そうしなきゃ勝てないステージで優勝を狙ってるんでしょ。
筋肉量を20㎏増やしたら、薬物は関係なく普通に心肺機能の負担で死にやすいよね。
死にやすい筋肉量に最短で近づくために薬物なだけで、薬物で死ぬわけじゃない。
けど目標がもう死にやすい筋肉量になることなんだから、薬物関係なく死にに行ってる。
その才能があればあるほど、バッドエンドも確率が上がる。
才能を薬物で補うほどさらに上がる。
JBBFさえなければ急にそっちに行くとかなく徐々にやれたのにな。
ここから急に来年プロで、さらに数年で優勝の計画だと心不全エンドめっちゃ見えるけど。

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