神様は中立

運動会で赤組と白組があって勝負しているとする。
赤組の人が、神様に「勝たせて下さい」とお願いしたとする。
神様は赤組を勝たせた場合、白組の人を負けさせることになるわけだ。
白組にとってそれは神様ではなく悪魔だと認識されるだろう。
これはたかが運動会だが、神様のいる国の人は戦争すら神の名の下にやるわけだ。
人間が人間を殺すときに、自分に神様を味方させようとするわけだ。
神様って、人殺しに味方するような悪魔じゃねーかって思うわけだ。
それは神様じゃないわけよ。
本当の神様は人殺しの手助けはしない。
じゃぁ人殺しじゃなくて殺さない程度に損をさせるくらいはするのかと。
運動会の手伝いくらいならするのかって話だ。
いやそもそも神は存在するかの話をしないでこんな話をするのもアレだが。
存在するとして、その存在が人間の誰かの味方をすると、誰かに敵対してしまうのよ。
赤組の味方をすれば白組の敵になってしまう。
神様が北朝鮮の味方をすれば米国の敵になってしまう。
どんな理由があれ、人間が何かお願いして、それを叶えてあげるのは不公平なんだよ。
あなたに恋人を与えたならば、私に恋人を与えない神様は不公平なんだよ。

だから何が言いたいかというと、その不公平な神様は少なくとも幻想だ。
幻想ではないまっとうな神様は、誰かにお願いされて叶えてあげたりはしない。
誰の味方もしない。
何度も言うけど神様がいるかどうかの議論を飛ばしちゃってるよ。
いるとしても、不公平な神様は神様としてふさわしくない。
ちゃんとした公平な神様は、どんな人間にも味方しないし何も叶えない。
中立だ。

ここから本題だが、中立の人ってどっちからも敵だって非難されるんだよね。
赤組の味方ではないってだけで、白組の味方でもないんだよ。
でも、赤組を勝たせるパワーを持ちながら、赤組を勝たせてくれない神様は感じ悪い。
どうして勝たせないんだよって、文句言うのが人間だ。
神様ってさ、本当に存在したら誰からもありがたがられることはないんだよ。
むしろすべての人間にとって敵対視されてると思うわけ。
あたしも人間なんかの味方はしたくないので、敵対視されてると思うわ。

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