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2015年 4月 3日 のアーカイブ

 アメトークでパクりたいグランプリとか言うのをやってて、動物をダンスで捕まえるというコントが面白かった。その捕まえるときの掛け声がニーブラで、本人達がショートニーブラという芸も披露したので、きっとニーブラでググればいろいろ出てくるだろうなと思って試してみたが、どうやら既に有名人で有名コントらしく、あたしが知らないだけだった。ニーブラではなくダンソンと呼ばれているようだ。その人たちがやってるダンスをシンクロさせるという芸も面白く、あたしはこの自分にはない発想の笑いに大変魅力を感じた。

 同番組で出川哲朗がリアクション芸の第一人者を自称してて、実際に彼が第一人者かどうかはわからないけれども、いずれにしても彼のように痛いとか熱いとか言う事でお金が儲かると言う事を発見した世界初の人がいるのは確かだ。テレビのバラエティー番組がなかった時代は誰も知らなかったわけで、これをやれば人が笑ってお金が儲かると言う事を見つけて実践した、お笑いのフロンティアが存在する。何をやれば笑いが起こるか、ほとんどの人は経験的にわかっている事を無難にこなすんだよ。面白い人の真似で面白くするんだよ。フリップにあるあるネタを書いてめくればいいとか、リズムに合わせて自虐ネタを言えば良いとか、過去に誰かがやってしまった物を踏襲した笑いになりがちなんだよ。だから、誰もやってないタイプの新しい笑いってのは尊敬しちゃう。

 井戸のお化けとかもそんなに面白くはないんだけど、それを面白いと思って発表する事がすごい。あたしの感性では、これを人前で披露して金になるとは思えない。たとえ思いついても披露できない。しかしこれを披露するほど面白いと自信を持ってやっちゃったやつがいるからすごい。ネタの面白さよりも、何が面白くて発表したのかわからないことが面白くて笑っちゃう。そう言うやつが好きなんだよ。キリンスマッシュとか、説明されなきゃ面白いかどうかもわからない人さえいるわけだ。コンビのうちの片方は面白いと思ってるのに、もう片方はよくわからずにやるとかある訳だ。そう言う勇気のいる笑いがツボ。ダンソンもシンクロするやつも、それのどこで笑いが取れると思ったのか不思議って所がいい。完全に自分にないものだ。逆に自分でも出来そうな笑いはクソつまらない。

 クソつまらない笑いが世の中に受け入れられてブレイクしてると腹が立つ。ラッスンゴレライが流行ってむかつく。エドはるみ以来の、面白くない人が流行る不愉快さ。細い方は動きとか良くてまだしも、小太りの方が酷い。だったらもっと太るとかしろや。あとグラサンやめろ。見た目からして大嫌い。ネタも何が嫌いって、その誰も思いつかないことじゃなく、誰でも出来る事をやってるのが恥ずかしいんだよ。特にニーブラと比較したら、意味不明なニーブラの意味を見てる人がどうこう言うのは良いけど、本人が意味不明のラッスンの意味を掘り下げて笑わせようってのは、まるで何が面白いかを自分で説明しようとしてるみたいな感じがして、掘り下げるほどにクソ面白くない。すごい不愉快。ニーブラ見たせいで余計にラッスン嫌いになった。

 あとあったかいやつは歌ってない方の人が顔も話も面白いと思った。