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少なくとも何年か前までは、リバウンドはホメオスタシスによる物だと当たり前に言われていたはずだ。
すなわち、飢えているときは体が飢えに対応し、たとえば食物の同化効率を上げたりして、
ダイエット前と同じような食事をしてもより太りやすくなるとかって言う説明がされていた。
この話で、食べたものがどれだけエネルギーに変わるかの個人差をうまく説明してると感じ、納得も出来た。
しかし、スロトレの石井氏は、リバウンドをホメオスタシスとは無関係に説明する。
「ホメオスタシスは嘘だ」とも書いてなくて、一切触れてないので、もうこれは常識になっちゃったのかな。
減量しながら筋肉が増えるかどうかも、これまでの考え方が嘘かどうかには触れてない。
この分野はどんどん新しい説が出てくるのかも知れないが、
せめて、有名な話と食い違う部分だけはちゃんと説明して貰わないと、
たとえ正しい事を言っていたとしても万人を納得させる事はできないじゃん。
リバウンドの原因がホメオスタシスだという説も、筋肉が落ちるせいだという説も、
両方ともそれなりに納得出来るし、ホメオスタシスのみとか筋肉のみの説だけでなく、
両方が原因でリバウンドする説もあるんじゃないかとも思える。
石井氏の本にはホメオスタシスが登場しないが、否定してるわけでも肯定してるわけでもない。
単に筋肉が落ちるからリバウンドするとだけ書いてある。
筋肉だけで説明できるという事でホメオスタシスに触れてないのであれば、
ホメオスタシスは、たとえあっても無視して良い程度だという事になる。
本に書いてある事をなるべく信じるならば、筋肉さえ落とさなければリバウンドもない。
昔は急に痩せれば必ずリバウンドするという事だったが、それは急に痩せると筋肉も落ちるからで、
筋肉が落ちなければいくら急激に痩せてもリバウンドはしないって事になる。
もし、筋肉を一切落とさずに脂肪だけを落とすことが出来れば、ホメオスタシスの有無を確認できる。
たとえば脂肪を吸引した人って、ホメオスタシスで太りやすくなるんだろうか、って結構簡単にわかりそう。
一応、スロトレの本に出てくる筋肉を落とさず脂肪を落とす方法としては、
筋トレした後に有酸素運動をするという順番を守る事を挙げている。
スロトレをすると、成長ホルモンで脂肪が燃えやすくなり、
同じ有酸素運動でもエネルギーとして脂肪を使う割合が上がるため、
通常のダイエットと比べると脂肪だけを落とすのに効率がよいらしい。
この話の重要な所は、ホメオスタシスが存在しない場合で、しかも筋肉も落とさなかった場合、
その後にダイエット自体をやめてもいいと言う事だ。
年に1kgずつ太ってる人なら、いったん10kg痩せると、また年1kg増える元の生活が10年できるのだ。
そんなんあり得るか?
いや、石井氏の本が間違ってなければそう言う計算になる。
脂肪だけを落とす事が出来るなら、それは続ける必要のない夢のダイエットという事になる。
実際本にも、続ける必要がなく、太ってきたと思ったら三ヶ月だけやれって書いてあるし、
本のタイトルも一生太らない体のつくり方だ。
つーわけで、筋トレはまだまだ継続予定だが、一時的にでも筋トレ後に有酸素運動してみたくなった。
いつもは筋トレしてプロテインだが、先にVAAM飲んで筋トレして有酸素運動とかどうだろうかと。
どういう仕組みか知らないが、VAAMを飲むと有酸素運動で脂肪を積極的に燃やすらしいので。