脳のメモリー不足

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NHK杯の治勲対山下をきりのいいところまで暗記で並べられるようになったので、
今度は、以前ダウンロードしてプリントアウトした、治勲対武宮で大斜が出てくるやつにトライ。
これも100手まで暗記したので満足していたら、治勲対山下を忘れてしまっていた。
まず一手目から思い出せない。
せっかく覚えた棋譜を忘れちゃうのはもったいないので、もう一度、治勲対山下をおさらい。
8手まで棋譜を見ながら並べたらなんとなく思い出したが、それでも忘れてるところが多数あり、
見ないで並べるのは不可能だった。
おさらいして覚え直し、また治勲対山下を見ないで並べられるようになったら、
やっぱり治勲対武宮がすっかり忘れている。

一局暗記すると一局忘れる不思議。
これはたぶん脳のメモリー不足によるもので、一局覚えるのが限界と言うことだろうか。
訓練で増設していけるものか不明。

棋譜並べは覚えるまでやるのがいいらしいが、覚えるってのは覚え続ける事だろうか?
それとも、いったん覚えたらすぐ忘れてもいいのだろうか?
忘れちゃいけないなら同じ棋譜を何度も復習しなければいけないので、
あまり多くの棋譜を並べてみるなんて事はできない。
すぐ忘れていいなら、よっぽど好きな棋譜だけは忘れないように繰り返すが、
それ以外の棋譜は覚えるまで並べたら、また別の棋譜を覚えるまで並べ、
脳のメモリーが少ないあたしでも、気にせずどんどん新しい棋譜を並べて強くなれるのだが。
それぞれの棋譜の詳細は忘れても、手筋や流れが少しずつ体にしみこむはずなので、
どんどん忘れてもいいのではないかと、勝手に解釈している。

さて、そのプリントアウトした棋譜は、数字がいっぱい書いてあるので、
子供が興味を持って遊びに使い、そのまま散らかして別の遊びをして紙はグシャグシャにされる。
やっぱり我が家の環境では、棋譜はダウンロードではなく、本として買うしかないようだ。

せっかく買った古碁名局集がもったいないので、せめて秀策の耳赤でも暗記するかと思い立った。
序盤で秀策が大斜をミスったせいで負けそうになり、一手で逆転した一局。
直前まで、ミスしてない大斜を並べていたので、ミスして負けそうになる棋譜は魅力がイマイチ。
しかも、逆転と言っても黒2目勝ちじゃコミだしすると負けだもん。
これは序盤で左為が示した場所を虎次郎が打ち間違えた一局だと思い込んだけど、それでもイマイチ。
やっぱり現代碁の方が面白い。

結局今は、NHK杯の準決勝の2局を交互に並べて、両方を暗記してメモリーを増やそうという訓練中。
ナダレが出てくるのだが、そこの進行がどうしても覚えられない。
ナダレのあとの方がスラスラ覚えられる。

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