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2006年 7月 6日 のアーカイブ
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まずはいつも通り、あたしゃバカで能力が極端に低いことを前提として書いておく。

で、そんなあたしにとって、嫁の車に搭載されたカーナビが全く使い物にならない。
賢い人間にはそれで良いのだろうが、バカには使えないナビだったので買って損した。
おそらくこのナビを作った人は、ナビをあてにして知らない場所に行ったことはないのだろう。
こんな酷いものが市場競争で生き残っていられるなんて、よっぽどレベルが低い。
たぶん、ゼンリンの住宅地図ソフトのデキが悪すぎるのと同様に、
地図がらみはデータの権利が絡んで、ソフトウェアが粗悪でもやっていけるのだろうな。
そんな、バカから見た、嫁の車のナビに対する不平不満。

先日、青森の駅の近くに用事があって、嫁の車のカーナビをあてにして運転していった。
昔から青森は電車で行くものという感覚だったので、車で行くと方向感覚がおかしい。
あたしゃどうも、頭の中に描いている青森市が、現実と相当のギャップがあるらしく、
どっち方向に何があるのかというのが、毎回毎回、行くたびに混乱している。
海の方向、線路の方向、山の方向が、どこかでねじ曲がって一致出来ないのだろう。
よって、自分の車にナビがついていないので嫁の車で行った。

駅の立体駐車場が目的地ということで、朝の出発時に青森駅を指定。
そしたら青森駅には西口と東口があるみたいなのよ。
いままで反対口があるって事すら知らなかった。
ナビで周辺を表示させても、どっちに行けばいいのかすら判別不能。
いつも電車で行って出る方向の、立体駐車場がある方へ連れて行ってくれ、で通じるわけもなく、
テキトーにどっちだったかを選んで出発したわけだが、それは運悪く間違った方だった。
青森の町中は全然わからないんだけれど、駅前というにぎやかな場所に行くのだから、
あきらかに賑わってなさそうな方へ曲がらせようとする事に気がつけば良かった。
そこを曲がるのだという心構えが出来てなかったせいで、通り過ぎて次で左折。
したら、右に寄れ、右折しろ、もう一度右折しろ、右に寄れ、右折しろ、
って、つまりUターンじゃねーか。
結局賑わってなかったところまで戻され、その通り走って駅裏に到着。
そこでナビをセットし直し、ようやく目的地には着けたけれども、
余計な道を走ったので、弘前から最短でここへ来る方法も、
帰りはどこを通ればいいのかも知ることは出来ず。
行きたい場所がどっちか判別不明にならないように何か手はあるはずなのに、ホント不親切。

現在、弘前から青森に行く新しい道が開通してて、買ったばかりのナビなのに対応してない。
対応してないとどうなるのかというと、最初は道なき道に現在位置が表示されるが、
いつまでも既存の道に戻らないと、近くの道を走っているかのように修正されて、
誤った案内を出して、曲がれとかウソを言うようになる。
まーそこは新しい道だと自分でもわかってるから、ウソだってわかってて無視できる。
問題は、新しい道が出来たのにそれを知らずに走った場合だ。
7号線の道が新しくなったのは知ってるが、空港方面、黒石方面の道も知らないうちに変ってて、
そっちも未対応な上に、旧道が封鎖されてしまってるので、ナビのウソに対応出来ない。
ウソだろうと思って通り過ぎたところが最後のチャンスだったりして最悪のパターンもある。

次に、途中でコンビニによって買い物して、再び発車した時点でのズレ。
知ってる道でならずれてもどうでもいいが、そのズレのせいで知らない道では寄り道できない。
もちろん知らない場所が目的地だった場合も、帰り始めた時点でどっち行って良いか不明。
先のような理由で、結局今回も帰りはどっちに走って良いかわからなかったので、
青森駅の立体駐車場から出て、とりあえず右にしばらく走ってズレ修正を待ち、
ようやく働くようになって左折左折左折みたいなアホな走りさせられたりして散々だった。

かと思えば今度は、ナビでまっすぐの道だから中央車線を走っていると、
突如左に寄ってくださいと言われ、よってみるとそれは分岐で左へ行く車線。
あわてて中央に戻って何とか事なきを得たが、そのウソの原因は不明。
言うこと聞いて良いやら悪いやら、どんどん混乱させられていく。

帰る途中また、いつも通る知ってる道じゃない方へ行かせようとする指示。
今度は信じてその通りに狭い方へ曲がってみる。
大通りの方がスピード出せるのに、あえてこっち来させるのはよっぽど近いんだろうなと。
したらまた曲がれの指示だが、信号すらないところでの指示だったので、
その曲がり角がどこかすら発見できないまま通り過ぎてしまう。
ルートを再探索した結果、そのまままっすぐ行って、いつも通るもとの大通りに戻る。
無視して知ってる道を走ってればもう着いてたかも。
そんな狭い、信号もないところで曲がるなら、○○の看板で曲がれとか具体的に言え。
知ってる大通りより信じて狭い道に来たんだから、間違わないように責任もって案内しろよ。

曲がれと言われたところで曲がれなかったときに、
まっすぐ行くよりちょっと戻って指示通り曲がった方が良い場合は言ってくれよ。
しばらく先で迂回して戻る指示出すくらいなら、Uターンするから先に言ってくれよ。
指示を間違えた場合に、どれほど損したか教えてくれれば、
その程度によってまっすぐ行くかUターンするかだってわかるわけだろ。
曲がらなければ後でUターンさせる場合は特に絶対曲がれと表示し、
そうでもない場合は、まっすぐだと何㎞で曲がれば何㎞なんだとか表示してくれよ。

700メートル先って言われても700メートルの感覚が備わってないってば。
300メートル先って言われたのに、どう見ても100メートル先だったりするって。
間もなくっていわれても、間もなく二つ交差点があると、区別できる情報が出てくれないよ。
このナビの案内は、知ってる道を走ってるうちは納得できるが、
知らない道では曲がれと言われてもなかなか対応出来ないし、
曲がれなかったときの再検索は、Uターンとどっちが得かがわからない。
間違いなくコレ、知ってる道でしか走らないで作ったナビだ。
こんなナビで知らない場所に行くくらいなら初めから紙の地図見て行った方がマシ。
全く元が取れない。

あと、走行中にナビを触るのは危険と言うことで、「一部の操作」は止まらないと出来ない。
ところが、「一部の操作」以外は走行中に出来るので、
不用意に触ってしまうと画面が切り替わるのに、それを元に戻す操作は受付けないとか、
そんなとんでもないインターフェースも許せないし、
カーナビのソフトウェアの世界は本当に遅れているんだなとあきれてしまう。

実は今回だけじゃなく、ずっとこのナビには頭に来てるんだが、
もうちょっとちゃんとした開発者雇えよ。
今時パソコンのフリーソフトでもこんなに不親切なものはないよ。
頼むよ、ホンダさん。
http://www.honda.co.jp/ACCESS/gathers/