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2006年 7月 14日 のアーカイブ

糞ドライバ死すべし!

nVidiaはしょっちゅうドライバのアップデートしてるのだが、そのたびにどこを変更してるんだか。
いや、本当に使い物にならないほどのドライバなら、ハードも売れないのだが、
フツーに使う分にはちゃんとしてて、いざ何か作ろうとすると仕様変更だらけなんだな。

昨日の時点で、VMR版エロペガもテレビで正常に再生されて良い感じだったが、
今日ダウンロードした新しいドライバでは無理だった。
それどころか、エロペガ1でもエロペガ2でも、明るさやコントラストの指定が効かなくなった。
対処法としてたぶん、古いドライバを入れ直せばいいのだろう。
自分で使う分には、自分にあったドライバを使うので解決だがね、
結局VMR版エロペガが動作する環境は、ちょっと前のnVidiaとかいう表現になってしまう。
nVidiaしか持ってないので、ラデオンとかはどうなってるかもよくわからん。
ともかくnVidiaは、出来るようになったり出来なくなったり、
バージョンの数字は必ず上がるが、質は上がったり下がったり何やってるんだろうかと。

nVidiaだけじゃなく、パソコンに入れる物はなんでもかんでも、
出来れば新しい物にしていかないといけない。
なぜなら、何か深刻なバグがあったときに、修正されるのは新しいバージョンのみで、
古いバージョンにバグ修正だけを施した物を入手するのは困難なのだ。
たとえ、新しいドライバが使いにくくなっても、
バグがあるかも知れない旧バージョンを使う気には到底なれないのだ。
OSのサービスパックだったりDirectXだったりドライバだったり、
いろんな物のバージョンをだんだん上げていく過程で、
エロペガはどんどん出来ないことが増えて行っている。
始めにエロペガを作った時点がいちばん何でもコントロールできたが、
ある時点から明るくは出来ても暗くは出来なくなったり、
ズームが効かないどころかアプリが落ちるようになったり、
ボリューム調節が勝手に変更されたり、
現在はほとんどのツマミが効かない状態だ。困ったな。

困った状態だが、VMR版は特に、DVDも再生できないし、テレビ出力も出来ないし、
さっきまではVMR版をベースにアップデートしようと思ったのにこれじゃやる気が出ない。
やっぱりやるなら旧版ベースか。いや、旧版いじる気もなくなってきたのだが。

珍々堂に置いてあったBBSスクリプトのログで、エロペガの歴史をおさらいした。
コレを読んだらますます道の険しさを感じてしまったよ。

まず、タブドーガという、動画プレーヤーにタブ切り替えを付けるというオフザケがあった。
http://wantech.ikuto.com/software/tabdouga.html
>サポート掲示板(英語でお願いします)
とか書いてるし、当時は本当に英語で書いた人が一人いて、ギャグは完成した。
このソフトは、メディアプレーヤーとRealの古いActiveXで動画を再生していたので、
いつしか対応してない動画が増えてきて、新しいものを作ることになった。
新しいやつは、タブとか言うオフザケはやめて、実用的なものを目指した。
実用ってすなわち、エロい動画をいかに見るかこそ実用だったので、
名前をエロペガにし、エロを見るために使いやすいプレーヤーを目指した。
アイコンは、ちょうどサッカーで韓国に負けたから勢いで太極旗を使ったらしい。
で、いったん完成した後、バージョン2を作ろうと言うことになった。

そのバージョン2とは何だったのか。
その時点でもうRealインストールしてなくて対応はやめているし、
他にもシンプル化を目指して、余計な機能はジャブジャブと洗い流されたわけだが、
もっとも大きな違いは、再生方法をVideo Mixing Rendererに変更したことだ。
バージョン1.xxはより多くの環境での動作を考え、古い方法で動画再生をしている。
そしてバージョン2では、DirectX9専用にVMR9で再生することにしたようだ。
対応したビデオカードじゃないとダメらしい。
何が違うのかというと、名前の通りビデオをミキシングして描画できるわけで、
コンポ付属のサンプルでは、動画と画像をアルファブレンドしている。
でも、そんなことをするつもりはないのでこれは不要な機能だが。
じゃあ、なぜいろんな環境で動くバージョンを既に作ったのに、
限られた環境でしか動かないバージョンを新たに作り直す必要があったのかというと、
どうやら、描画方法の違いによって、スナップショット取り放題だったらしい。
旧版は、スナップショットを取るために、スナップショットを取る専用モードで再生する。
そうするとデメリットとして、アスペクト比がおかしくなってしまう。
だがVMR版は、スナップショットモードとかナシで、通常再生中にパシャリと出来るようだ。
しかも、複数のプレーヤーを同時起動して、別々に再生できるらしい。(不確実)
たしかに、何かメリットがあるなら、一部機種でしか動作しなくても作りたくなるよな。

ところが、nVidiaが悪いのかDirectXが悪いのか知らないが、
Delphiに限らずどんな方法でやってみても起こってしまう問題が解決できないせいで、
旧版で使ってたような使い方がVMR版では出来なくて、開発も公開もやめたようだ。
その使い方ってのが、ビデオカードからテレビに出力する設定の関連だ。
エロペガ1でビデオを再生すると、テレビにはビデオだけが自動でフル画面再生される。
それと同じ事をエロペガ2でやらせると、テレビではなくPCのディスプレイでフル画面になる。
マウスも消えて操作不能になったかと思うと、テレビの方に表示されている。
テレビの方から操作して終了させるか、Alt+F4しないといけない。
もし、このソフトを他の人が使って、いきなりフル画面でマウスも消えたら、
どうして良いかわからず迷惑なソフトだなと判断したのだろう。
それで2.xxは、自分でも使わなくなり、1.xxだけに絞った。
しかし、昨日家でエロペガ2で適当に再生したら、その問題は解決されていた。
何か対処したわけではないので、ビデオカードが新しくなったせいか、
ドライバが新しくなったせいかMSがパッチしてくれたか、それはわからないが。
ほかにもVMRでは問題が起こるらしく、例えばDVD再生はデコーダが対応しなきゃいけないとか、
フルスクリーンで再生するときに思い通りに行かないとか、
自分でいろいろ書いてあったけど、それがどこまで正しいかはもう一度検討が必要。

エロペガ2をやめてしばらくして、Windows XPのサービスパック2が出たようだ。
で、原因がSP2かどうかは知らないが、エロペガ1の挙動がおかしくなって、
再生中に勝手にボリュームが変更されたり、ズームボタンで落ちるようになったらしい。
で、付け焼き刃のボリューム調節したり、ズームボタン削除したりと言う作業を、
しばらく放置したエロペガ1に施したのが最後の更新となった。

現時点で、エロペガを再開発するにあたり、エロペガ1をいじるべきか2をいじるべきかだが、
1はバージョンアップしないまま2年くらい使ってきてるから、このままでいい気もする。
2の問題は知らない間に解決されていたのだから、2をベースにもう一度やろうかなと。
もちろんその知らぬ間に解決された大問題だけでなく、他の問題も大変だが。

それは良いとしても、真魚はDelphiの欠陥を回避する策が色々盛り込まれていて、
それを新しいエロペガにも盛り込んでいくのがとても面倒だ。