アーカイブ

2006年 7月 25日 のアーカイブ
2733 letters | 610 views | コメントする

ブログが流行った原動力はまぎれもなく、特別な知識がなくても更新できることだ。
つまりブログ以外のサイトでは、特別な知識がなければ更新できない。
知識はないけどブログじゃダメって人もいて、ホームページを作る代行の商売もあるが、
さすがにブログを更新してあげる代行などと言う商売はないだろう。
その代行の人は特別な知識と、さらにデザインのセンスなんかも要求されるわな。
何が特別な知識が必要かという話だが、一つはやはりHTMLの知識だろうな。
でもその程度なら、ワープロとかフロントページとかホームページビルダーで、
ちょっと勉強する気がある人なら必要なことを数日で覚えて出来るようになる。
初めからあきらめてる人には、それほど難しくないのだと教えておきたいものだ。
ただ、それ以上のことをやろうとすれば、CGIの知識、PHPの知識も含まれる事になる。
他人が作った掲示板を自分は設置するだけならその知識はいらないが、
自分好みに掲示板の機能も作り替えたいとか欲を出せば、年単位の学習が必要になるかも。
その辺は個人差だから何とも言えないが。
そういう、HTMLやらスクリプトやらの言語に関する知識の他に、
サーバーがどうだとかFTPがどうだという話の方が、より理解を妨げていると思うのだが。
なにせ、インターネットはテレビと同じで見る専用のものだと思ってる人に、
送信方法の説明をしなきゃいけないわけだし、たいがい送信がなぜ必要かから説明が必要。

あたしゃこう説明している。
自分がパソコンの電源を切ってる間は、他人が見ようとしても繋がらない状態にある。
だから、常にインターネットに繋ぎっぱなしで、常に電源入れっぱなしのパソコンを借りる。
自分のパソコンからレンタルパソコンに、作ったホームページをコピーしておけばいい。
表口は誰でも見れるホームページ、裏口はパスワードが必要なディスクになっている。
ホームページを作ったら、裏口から作ったものをコピーすれば、表口が更新される。

その裏口ってのがFTPなわけで、ようやくだが、そのFTPの話だ。
あたしゃ仕組みについては一切学ばず、こうすればこうなりますって言う結果だけ見てきた。
だから上記のような表口だの裏口だのという理解になっている。
知らなきゃ使えないとか、問題が起こる、あるいは起こった問題についてしかわかっていない。
例えばVectorでダウンロードするときも、FTPとHTTPと両方あるわけだが、
そのどちらでダウンロードしても問題が起こったことがないので、どっちがいいかもわからない。
本来であれば、環境によってどちらかが有利だとか、何らかの指針があるからこそ、
Vector側でも二種類のダウンロードを提案できるはずだが、あたしゃその知識がない。
未解決の疑問があっても後回しにして、調べもしないで過ごしてきた。
その、よくわからなかった事ってのが、FTPの転送における二つのモードの話だ。

あたしが最初にFTPでの上げ下げをした時、ホームページ作成ソフトを使っていなかった。
HTMLは手書きでやるという所から入り、FTPはFFFTPでやるという所から入った。
後に、FireworksとセットのDreamナントカを買って、HTMLはこれが楽だと思うようになった。
FTPは、何もなくてもIEやエクスプローラにアドレス打ち込めばアクセスできる。
ドラッグドロップを使うにしろコピーペーストを使うにしろ、実に標準的な動作で迷いもない。
何も覚えなくてもそのまま使えるのに、何か別のソフトの使い方を覚えるのはバカにはきつい。
よって、自分のパソコン内でファイルをコピーするかのごとくFTPを扱える、
IEだかエクスプローラだかを使い、FTP専用のソフトは「あまり」使わないようになっていた。
「あまり」というのは、CGIの掲示板とかを設置する場合を除くという事である。
CGIスクリプトにはよく、何モードで転送してくださいという注意書きが含まれていて、
IEやエクスプローラでの転送では、その何モードだという設定がないので、
転送方法にまで指定のある場合だけ、それが出来るFFFTPを使ってやっていた。
ただし、FFFTPはアップロードだけならいいが、再びダウンロードすると、改行がおかしくなる。
という認識で、今まで不便に感じて使っていた。

このことについて調べてみたら、やっぱりFFFTPは必要ない事がわかったと言う報告。
まず、バイナリモードで転送というのは、普通のファイルのコピーで良かった。
アスキーモードだかテキストモードだかというのは、やはり改行をおかしくするだけのようだ。
CGIは、Windows式のCRLFで改行されてないと、メモ帳で上手く表示されない。
しかし、UNIX式のLFで改行されてないと、サーバー上では上手く動作しない。
よって、転送するときに不具合が生じないように変換すると言うだけの話だったのだ。
つまり、メモ帳ではなく真魚を使っているあたしは、CGIをLFで扱っている限り、
FTPソフトに余計なおせっかいで改行コードをいじらせるモードは必要なかったのだ。

どのモードで転送するかによってどんな違いがあるのかについて説明を受けず、
ただ単にこのモードで転送しなきゃいけないと言われて鵜呑みにしてきた。
しかし、改行コードが見えるテキストエディタさえ使っていれば、
たかが改行コードとはいえ余計な改変をするFTPソフトを使わず、
余計な事しないIEやらエクスプローラやらを使うのが一番良いなと言うことになった。