フォントが欲しい話#3

試行錯誤でまたちょっと進展したが、それは良い成果を出してはいなくて、
むしろ、今やろうとしてることは無理だと言うことだけを裏付ける。

ともかくBitstream Vera Sans Monoを、MSゴシックにリンクする作業は、
強引にいろんな事をすれば出来ると言えば出来るので、その方法と結果を書いておく。
FontForgeで読み込んで、そのまま書き出したときのまずい点を二つ、無理矢理修正した。
あたしゃ日本語化はしてないので、操作方法は英語で書く。
一つは、トルコ語と認識されちゃう問題。これは不要なグリフを削除すれば良いみたい。
VeraMono1.ttfを読み込み、Encoding>Reencodeで、Latin1を選択する。
これをやることで、Latin1の順番で並べ替えてくれるので、
Latin1に属さないフォントは、U+00FFより後に並ぶからまとめて選択しやすい。
実際は、U+00FFの次に.notdefという四角いグリフが来ているので、そこまでが必要で、
それ以降の、十字架みたいなマークから以降全てを選択する。
で、Encording>Detach&Remove Glyphsを選択すると、そこいらが空っぽになる。
さらにEncording>Remove Unused Slotsで、空の器を削除する。
これで一つめの作業は終わり。
この後にやる作業のために、Encording>ReencodingでOriginalを選択しておく。
次に、フォントが等幅扱いされなくなることと、たとえ等幅でも縦横比が合わない点を一度に解決。
全てを選択して、Metrics>Set Widthで、ダイアログを開き、幅を1024に設定する。
これは、このフォントが高さ2048だから、その半分を全グリフの幅に設定ってことであって、
MSゴシックが高さ256に幅が128という作りだから、それに習っただけ。
あとはTrueTypeとして書き出して完成だ。

で、完成したフォントはどんなものかというと、上記に書いた作業で想像出来るとおり、
BitstreamからLatin1に属さないグリフを削除し、字間をぐっと狭めたものだ。
狭めたというか、ほとんどの文字は割り当てられた幅からちょっとはみ出ているため、
もう密着しちゃって全然読みにくい。
それでもMSゴシックと同じ縦横比に無理矢理に収めれば、ちゃんとリンクできることがわかった。

とにもかくにもわかったことがあって、MSゴシックとリンクさせるなら、
縦横2対1じゃなきゃダメで、そうじゃないものでも無理に2対1に修正できるけど、
ちょっとの修正なら大丈夫だけど大きく修正だと見にくくなるから全然ダメで、
それよりははじめから縦横比が2対1か、それに近いフォントが良いんじゃないのってことね。
たまには画像も。
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追記:
フォントの器だけでなく、フォントそのものも一括で幅を変えれた。
幅を75%にし、そしたら縦長過ぎたので高さも90%にしてみた。
Delphiでも使えるようになってメデタシだが、詰めすぎて大文字Mとかが見にくいからダメだ。
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Mが潰れるくらいなら、多少字間が狭い方に調節し、幅85%、高さ90%でリンク。
これが今のところ一番いい具合かな。
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で、今更気づいたんだけど、9ptはこれで良いけど10ptだと2対1でもダメっぽいな。

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