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2006年 4月 26日 のアーカイブ

このことについては、話題を大事にとっておきすぎて腐りかけてきてるって感じ。
腐るっていうか、どこかの時点で書いておかないから書く気が失せてるというか。
ともかくね、あたしゃだいぶ前にラーメンが嫌いだったよと。
で、この話をするにはカレー王子としての前振りもセットになるんだよね。

まずは前振りの方だ。
世の中のカレー好きには、カレー王子とカレー馬鹿の二種類が存在する。
どんなカレーでも美味しくいただく関根勤タイプはカレー馬鹿であり、真のカレー好きだ。
あたしの場合は、世の中のカレーのほとんどが嫌いだ。
特に家で作るヤツが嫌いで、普通の人はカレーさえ出せば誰でも美味しく食べると思って、
しかも、自分ちのカレーはよそよりうまいと思いこんで、ニコニコして当たり前に出されるのだが、
そういったカレーは本当に大っ嫌いで、我慢してストレスためて食べているのだ。
でもウソで「美味しい」って言えなくて、いろいろフォロー考えたりしてさらに苦痛。
本当のことを言って楽になりたいんだ!まずい!まずいんだよ!
何が違うかというと、あのカレーのルウから作ったカレーって、食べると口中ギットギトになる。
裏面に書いてあるとおりにやるのがいけないのか、ルウがいけないのかは不明。
室井滋の二段ルウのCMにやたらと腹が立つ。
ともかく、レトルトのマルシェとか工房とかはギットギトにならないので、
家庭で作るルウのカレーがギットギトってことは間違いない。
さっき我慢して食ったカレーで今まだギットギトで不快であることも書いておこう。
で、あたしゃレトルトかカレー専門店のカレーだけが大好きな、カレー王子を名乗っている。
馬鹿はなんでも好きな、王子は一部以外大嫌いなカレー好きという話ね。
ついでに言うと、たぶん世の中の王子は全員、ルウだけで利きカレーとか出来るはず。
一つのカレーの味を覚えて、次回別のカレーを食べたとき比べる能力がある人もいるのさ。
何でこの前振りが必要かって事なのだが、ラーメンもカレーも共通して、
全人類が好きになって当たり前の食い物であり、それが嫌いなことには理由が存在し、
その嫌いな理由を主に書きたいんですよと言うことなのだ。

さてラーメンだが、あんなもんはダシとって醤油とかみそを溶かせば、
誰がやってもまずいスープなんか出来るわけがないんであって、
そこに工場生産の既製麺をぶちこんだものを食べて、うまいうまいって当たり前だろうが。
逆にまずいラーメン作れる方が才能だっつーか、その才能で作ったものは本当にラーメンか?
というわけで、カレーさえ作っておけばカレー王子以外は全員うまいっていうし、
ラーメンさえ作っておけばラーメン王子以外は全員うまいって言うだろうと。
じゃ、あたしゃラーメン王子かというと、現在、あたしゃむしろラーメン馬鹿だ。
意図してまずいものを作らない限り、ラーメンだったらどれでもうまい。
じゃ、なんで一時期ラーメンが嫌いだったのよと、ようやく本題だが、
あたしの嫌いだったのは、弘前のラーメンだった
青森市や八戸市のラーメンとかは比較してないので、もしかしたら県全体かも知れないが、
キッパリと言えるのは弘前市のラーメンは全国に恥ずかしい激マズ麺を使用していること。
あたしがバイトしていたところなど、自家製手打ち麺のところはこの限りではない例外。
いくつかの地元大手製麺メーカーがあって、スーパーでも買えるのだが、
共通してまずくてまずくて、麺のまずさがスープにしみ出してきて
どうやってもまずくなりようのないスープがまずくなるという最悪のラーメンなのだ。
弘前の麺を美味しく戴いてる原住民にはわからないだろうが、よそから来ればすぐわかる。
べつに、どこのラーメン屋がまずいとか書かなくても、テキトーに入ればどこでもまずいから。
なにせ弘前は人口だか面積だかに対するラーメン屋比率が全国トップクラスの地域で、
まぁ、この話をすると気候風土の話で10倍長くなるから、今まで書けないでいたのだが、
色々はしょって書くと、ラーメン屋がやたらと多すぎだけど、激戦区ではない不思議な場所で、
普通これだけラーメン屋があれば「弘前ラーメン」とか全国に知れても良いのにそれもない。
なぜかというと単純に全国レベルから見てまずいから。
でも、はしょると雪国ではまずくてもとにかくラーメンっていう文化があって店は潰れない。
弘前の人はほとんどラーメン馬鹿っていうことなのね。あたしも王子じゃない。
去年大館で食ったらやたらまずくて、聞いてみたらやっぱり弘前から取り寄せた麺だと。
近いからね、あそこも気候風土的にラーメン馬鹿の街なんだろう。

ほいで、あたしゃ嫌いだった当時、弘前の麺だけがこんなにまずいものとは知らずに、
ラーメンは嫌いだがカップラーメンは好きってよく言ってたし、
大手で作ったカップラーメンにオッサン一人で作ったラーメンが敵わないのは当たり前だねって、
世の中にある全てのラーメンに絶望して、食べずにラーメンを嫌っていたのだ。
それでな、(伏せ字が面倒なので書いちゃうけれど、)
かがやとか高砂とかいうところの麺を使ってない、よその地方のラーメンのうまいことったら。
よそにさえ行けばラーメンがうまいんだろうと思ったら、弘前でも自家製麺だとうまくてもう!
そりゃー金よりもまかない目的でバイトしに毎日通うっちゅう話だよ。
スーパーで売ってる生麺も、あるスーパーではかがやとか高砂しか置いてないが、
また別のスーパーでは、北海道の菊水とかの麺が置いてあり、これだと超うまい。
基本的にラーメン馬鹿なので、弘前のまずい麺でさえなければ、全てのラーメンが好き。

そんなによそのラーメンがうまいなら、まずい弘前ラーメンは外資に駆逐されないかって?
だって激戦区じゃなくて、いくら店が増えても潰れないラーメン馬鹿の街だから。
あたしが今日からラーメン屋をやっても潰さない自信があるよ。そのくらい緩い。
むしろ、よその地方から弘前に分店を出して、弘前風じゃないうまい麺を使う方が危険。
そこで味覚テロの話につながる。
弘前のラーメン馬鹿はあのまずいラーメンで慣れちゃって、それを期待して食べるので、
うまいラーメンに怒って帰っちゃうかもよ。
あたしが半分でギブアップして食えないまずい麺を、美味しく食べてる人達だから。

現在、まだサクラが咲いてないのに桜祭りで弘前城に観光客が来てるわけで、
やつらきっと露店でまずいラーメンを食うと思うんだが、それって露店だからじゃないよ。
市内のオッサンがやってるラーメン屋に適当に入ってみて、まずさを体験してみろよ。
あくまでチェーン店とか自家製麺とかじゃなくてね。
ふつうにうまそうなところに入れば、かがやか高砂の激マズを食えるから。
お土産にもどうぞ。

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