クロヒョウ
龍が如くというシリーズは名前しか知らないので、他と比べてどうかってのはわからない。
クロヒョウ単品に対する評価としてはまぁ、面白いけど並のゲームだね。
何が面白いかというとやっぱり凶暴なケンカのアクションでスカッとするから面白いんであって、
ビートたけしの暴力映画のような、容赦ない乱暴を楽しむ事が出来る。
ストツーみたいなのはケンカと言っても所詮はケガさせても責任がないケンカだが、
たとえばその昇龍拳で本当に吹っ飛ばしたら、おそらく被害者は死ぬか一生のケガするだろうし、
そのせいで警察につかまるかも知れないし、生涯払いきれないほどの治療費を請求されるかも知れない。
クロヒョウは、ケンカしたせいで相手を殺しちまったとか、寝たきりにさせちまった主人公がいて、
それでもバトルシーンでは下手したら死ぬんじゃないかという危ないアクションが繰り返されるので、
痛めつけてスカッとするだけでなく、現実ではケガさせた方が負けになるんだという教訓も感じられる。
いろんな格闘技を覚えていくので、スタイルを切り替えていろいろ見れるという楽しみも出来る。
イージーで一周クリアして、まだ全スタイルが集まってないので二週目に入ったところ。
ネットで調べたら、難易度を上げないと出てこない特典とかは特にないみたいで、
あたしも別に高難易度にチャレンジしたくなるほどの相性を感じてないからまたイージーにしたし、
三週目はしないと思う。
やってて別に上手くなってるような気がしなくて、レベルが上がったからキャラが強くなっただけって感じる。
そういうのはあまり面白くないんだよ。
立ち回りが上手くなってもっと強い敵にチャレンジしたくなるとか、いっそ面倒なアクションを省略するか、
両極端に面白さが生まれるんだよ。
乱暴するシーンが面白いと言っても、結局はボタンを押す作業をしないと先が見れないだけになる。
暴力を美化して無理矢理になってる子供騙しのストーリーなんか、ボタン押して見る価値があるのかと。
しょせんゲームだと思って作り手が甘えてるんじゃないのか。
登場人物の口を借りて押しつけられた美学に納得出来なかった。
一回クリアするまでスキップできないので、ムービーは結構丁寧に見た。
ザサードバースディが飛び道具ばかりだったので、一転して素手での乱暴ゲームに、多少は楽しめた。
やめられなくなってるが、面白くてって事ではなく、熟練度を上げるまでやめられないんだよな。