PSPのガンダムバトル何とかシリーズは、新作が出るたびにボリュームアップしてるので、
一番新しいやつを一つだけやれば、古いやつはやらなくていいという内容になっているのだが、
アサルトサヴァイブはゲームタイトルがバトル何とかじゃなくなってることからもわかるように、
単なるボリュームアップではなくシステムが変更になり、旧作の方が良かったという評判が多いようだ。
理由はお金の概念が加えられたことにより、お金を稼ぐ面倒くささが発生した事が一番大きい。
他のゲームでもそうなのだが、長く遊べるように作ろうとすると、長く苦痛を味わうものが出来やすい。
重要なのは楽しい時間がどれだけ長いかなのだが、短時間楽しくて長時間面倒くさいの繰り返しで、
トータルでは長時間遊んだことになるが、楽しくない時間の方が長いってのがダメなんだよな。
やり込みに莫大な時間を要するゲームってのは一つの理想ではあるんだけど、
そのやり込んでる間も楽しければってのが前提条件であって、途中で飽きちゃ長い意味がない。
飽きてやめる前に全部見せてくれるってことも重要であり、
他にもたくさんゲームはあるのに、わざわざ飽きたゲームをやり込む理由はなかろう。
特に、前作までをやり込んでいる人ほど、前作までと同じ作業を前作以上に繰り返しやらされると、
ゲームの評価はかなり下がっちゃうんだろうなって思う。

って、それはマトモに作り手の思惑通りに遊んでる場合の話であって、
チートしてお金を無限に使えるようにすれば、やはり前作を上回るボリュームで一番面白い。
特定の機体を既定回数以上、パートナーではなく自分の操作で使わないと貰えない機体とかもあり、
お金をチートしてもなおかつまだまだ作業が多いと感じるけれども、
あんまり作業を全部チートで無くしちゃうとやることがなくなるので、お金だけでちょうど良いかなと思う。

今回はいよいよ、SEEDとダブルオーの前半も加わったのだが、
この二つは宇宙世紀と違い、一般兵が一般モビルスーツで活躍するのに馴染まないお話なので、
キャラも機体も固定でとりあえず一周クリアした上で、ようやく自由に選べるモードが遊べる。
すなわち、難しいミッションなのに決まった機体で攻略しなきゃいけないところとかもあるわけで、
これまでのシリーズを遊んでない初心者には厳しいだろうし、ベテランは飽きてるだろうしで、
そりゃクソゲー扱いされるのもわかるって感じ。
でも、まぁSEEDはアニメも嫌いだったし、ゲームでも敵の固さが納得いかないが、
ダブルオーはアニメで面白かったせいかゲームも結構面白い。
ヴァーチェは自分で使ってもパートナーにしても面白いし、赤のGN粒子が出てる機体が好きだったり、
マイスターじゃないキャラを使っててもフラッグやらティエレンやらで楽しめる。

デステニーやダブルオーの後半が今回入ってないと言う事は、たぶんまた続編が出るんだろうよ。
しかしアサルトサヴァイブのシステムのままではクソゲー扱いされるだろうし、戻すって訳にもいかない。
こうなったらもう最初から、セーブデータ引き継ぎ特典は金を貯めなくて良いという事にしちゃえばいい。
機体を集める必要もなくなっちゃうとつまらなすぎだが、金要素は作業なのでスキップできた方が良い。
実際に今作はチートして金を増やしたらシリーズ中で最高に面白いと感じられたんだから、
それを次回作に取り入れるのが正解だと思うがね。
今回、クリアランクを上げて極める遊びがなくなり、ただひたすら回数をこなす遊びにシフトした感じがあり、
アクションが出来ない人でも時間さえかければどうにかなるよう配慮したんだろうが、そこも不満ではある。

追加要素が多いせいかまだ飽きてないので、無駄に長いけどその長さを歓迎できてる。
チートしなきゃもうとっくに飽きてるんだろうが。

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