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2011年 2月 16日 のアーカイブ
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我々のグループ旅行は基本的に自由行動と言う事になっているので、
この間の大阪旅行でも、京都に行った人や奈良に行った人もいたし、知人に会ってた人とか様々で、
予定を考えてこなかった人が別の人のコースに乗っかったりもし、単独の人もそうでない人もいた。
あたしは三日とも一人で食い倒れコースだったが、梅田駅周辺を彷徨ってたとき、
たまたま3DSのデモを見せてるブースに遭遇した。

本体には触れないように小窓のついた箱に入れられていて、のぞいてみると自動で動いてるわけだ。
そういう箱が複数置いてあり、一人一個の小窓を専有して見れるような感じだった。
別に行列が出来てたりはしてなかったので、複数の小窓をチラチラと見て来る事が出来た。
で、たしかに裸眼でも3Dで見えるけど、だからって別にどうってことはないレベルだね。
と言うのも、昔からビックリマンチョコのヘッドシールとかでも裸眼3Dはあったわけで、
最新の3DSは大昔の3D静止画をようやく動画にしただけっていう、たいしたことない印象を受けたのだ。
その昔からある静止画の裸眼3Dを知ってれば想像できる話だが、3Dでも飛び出しては来ない。
眼鏡をかける3Dでは自分に映像がぶつかってくるんじゃないかという迫力があるけれども、
裸眼の3Dはあくまで画面の中に3D映像があるようにしか見えず、イマイチ物足りない。
たぶん、映画やテレビなどで3Dが流行してるのは飛び出してくることが理由なわけで、
飛び出してこない3Dはただの便乗というか、無駄に3Dにして作り手に負担をかけるだけに思える。

裸眼の3Dと言う物を見てみたいという理由で3DSに興味を持ってる人は多いと思うが、
これは自分で買ってまで見る物じゃないし、おそらく発売後は店頭でも見れるだろうから、
最初から買うつもりで店に行くんじゃなく、店で見て本当に欲しいかもう一度考えた方が良い。
ましてや見もせずにネットで予約しちゃうと言うのは、まぁそういう人は気分が盛り上がってるから、
その程度の3Dでもすごいと言って喜べるかも知れないが、決めかねてる人はとりあえず見るべきだ。

あと、これは個人差の問題かも知れないが、あたしの場合、3DSの画面では立体視しづらい。
まずいったん画面が二重見えてから、その二つの像がゆっくり重なって3Dに見えてくる。
で、ようやく3Dに見えたかと思ってると、カメラアングルが変わるたびとか、
技がフラッシュするたびとかにまた二重に戻って、ゆっくり焦点が合う。
これって、デモだから見てるだけだし焦点が合うのを黙って待てるけど、
自分でゲームをやるのなら、いちいち二重になったり戻ったりしてる間にやられるぞ。
慣れればすばやく焦点が合うようになるのかも知れないし、他の人は大丈夫かも知れないが。

DSというハードは、タッチペン入力という新しい操作方法により、
たとえば応援団とかカドケウスみたいな、タッチペンじゃなきゃ遊べない新しいゲームを生み出し、
DSじゃなきゃ出来ないゲームをやるためにDSを買うっていう事が実際あったわけだ。
ところが今回の3Dなんて、別に3Dだからって新しいタイプのゲームが生まれるわけでもなく、
飛び出してくるような迫力もなく、と言う事は飽きたらいらなくなる機能なわけで、
でも作る側は右目用と左目用の画面を用意する手間があり、
3D機能の搭載は方向性として間違っていると思うね。
間違っていたとしも、3DSの次のハードが3DSソフトを動かせなきゃいけないので引き継ぐ事になる。
しかも、ライバル機が3Dを搭載してるならと言う事で、携帯機が全部無駄な3Dを搭載するかもしれない。

まぁ、ブースにもパンフにも個人差があるって書いてたから、
人によっては3DSで迫力を感じて、もう3Dじゃないゲームなんてやる気しないって思うかもね。
あたしだってデモをちょっと見ただけだから慣れてないけど、慣れたらやみつきになるのかもね。
しかし見たいという好奇心が満たされると、物欲はかなりクールダウンされた。

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