0083の話
先日、薬物副作用で手が震えたまま、RGガンダムにスミ入れとかトップコートとかやって、
シールに関してはどうしても上手く貼れずに破損しあきらめたところもあるが、ほぼ満足した。
特に、このトップコートというやつは初めて使ったのだが、塗装してないのに塗装したかのような仕上がり。
RGガンダムよりトップコートが気に入り、地元の模型屋に追加で買いに行ったところ、
いつものオヤジでも跡継ぎでもなく、跡継ぎの嫁が応対して、トップコートじゃない物を出された。
ちゃんとトップコートもおいてあったんだけど、まあ似たような物だろうと思って、違うのを買ってしまった。
実際似たような物だったんだけど、決定的に違うのは水性じゃないって事だった。
水性じゃないやつを塗装してないキットに直接吹くと、プラスチックが溶けて白くなってしまう。
RGガンダムに吹いた水性のやつがあんまり気に入ったせいで、勢いで水性じゃないやつをたっぷり買い、
塗装してない家中のキットに吹きまくったら、全部カビ生えたかと思うほど汚らしく白くなった。
ペーパーがけしてもツルツルで白いので早々にあきらめた。
結局うまく行ったのはRGガンダムだけだったので、その白くなったキットを復活させる事より、
何かまた新しいキットを買って、RGガンダムと同じ水性のトップコートを吹きたい欲望が先で、
古いけど0083の3号機がデザイン的に好みだから、それを買おうと半ば決めていた。
せっかくだからアニメでの活躍を見直してから買おうと思ってたが、見たら欲しくなくなった。
コアブロックシステムを捨てて独自なフォルムを追求したという点はマークツーと一緒で、
ガンダム型モビルスーツは変形や合体をしない物ほどあたしの好みだ。
せっかく変形を犠牲にして美しいプロポーションを持ったステイメンなのに、
アニメではほとんどデンドロビウム装着しっぱなしで、なんとかアームの活躍もナシで、
せっかくアニメで格好良さを堪能してから買おうと思ってたのに、全然盛り上がらなかった。
フルバーニアンはそこそこ活躍してたが、そっちはデザインが全然気に入らないし。
なにより、作風が腹立って腹立って、0083のキットなんか誰が買うかと逆に反発してしまった。
主人公で童貞のウラキ少尉に対して、非処女のヒロインを中心にその他の登場人物らが、
やれいくじなしだ、モビルスーツは扱えても女は扱えないだなど、
こいつが女をわかってないせいでうまく行かないんだという雰囲気で押しつつ、
結局ラストでニナの造反についてウラキが理解すべきは、女ではなくなんだったというのか。
その女は特別な存在で、いわずもがな理解しなきゃいけないんだよとか、
そういう、自分では他人にあわせようとしないクセに一方的にあわせろと要求し、
しかもどうあわせればいいかは語らないわがままさってのが、フィクションながら腹が立つ。
架空の人物であるニナに対してではなく、登場人物皆がそれで良いとしてるわけだから、
作った人に腹が立っているわけで、嫌いなら見なきゃ良い、買わなきゃ良い、ステイメンは買わない、だな。
昔も見たはずだが全然覚えてなくて、途中の異常なまでのラブラブ感描写を見て、
早期にラブラブは死亡フラグで、物語途中で死ぬはずだと定番予想して見ていたのだが、
死にもせず、それどころかどの面下げて戻ってきたのかって、全く納得いく作品ではなかった。
むしろ最初から最後まで、どこもちっとも面白くなかった。
まぁガンプラはそのうちだな。