小保方さんのコピペ

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 あたしは大学でも生物学をやったけれども所詮はお魚の観察だったので、ある程度詳しいけどそんなに詳しくはない。そりゃ日本で100人に1人レベルでは詳しいだろうが、1000人に1人レベルで詳しいかと言われたら自信はない。でも分化した体細胞から未分化の細胞を作れるよって言われて何を言ってるかぐらいはわかるわ。それを人工的にやる方法があるってだけで大発見なのに、酸につけるだけなどという子供でもわけわからずやっちゃいそうな事で出来るって言っちゃったら、そりゃその道のプロなら誰も信用しないわ。うん、でもどうして信用されたかって、既に信用を持ってる人がその作成済みの細胞をチェックした結果、確かに出来てますよと言うお墨付きを与えたからでしょ。そのお墨付きを与えた人が、小保方さんから受け取った細胞が未分化であることは確認したが、作成された未分化細胞かどうかはチェックしてないって言ったからもうお墨付きはゼロじゃん。あとは本人の信憑性しか残ってないにもかかわらず、写真は別物だわ文章はコピペ含むわって状況じゃ、それが単なる間違いだろうが意図してやったものだろうが関係ないんだよ。すなわち、物理学者の大槻教授が認めたUFOなら本当にUFOかもって思っちゃった状態で、その大槻教授が途中でそれを撤回して、かつUFOの写真も偽物だったという状況だ。でも本人は200回以上もUFOを見ましたって話だ。本人は、間違った写真を出しただけで本物の写真もあるんだという点を言いたいわけで、偽造したのか間違ったのかについて会見をした訳だが、それってもう本人以外どうでもいいことだと思うんだよ。もちろん偽造したなら信用ゼロだけど、間違いでも信用ゼロだよ。そもそも本人は画像ばかり論点にしたがってるが、コピペの方が信憑性を下げてると思うんだよ。これまで誰も信じてくれなかった実験内容を、何とか信じて欲しくてがんばって作った論文にコピペが含まれるわけがない。道義的な問題はさておき、たとえバレないと思ってやったとしても、コピペってのはどうでもいいやっつけ仕事の時に使う手法であり、自分にとって本当に大事な文章に紛れ込む余地などないんだよ。たとえ他人と同じ主張が含まれるとしても、それを自分の言葉で書くはずであって、それをコピペで一瞬で終わらせている文章に魂は絶対に宿らない。ましてや、本人が言うようになかなか誰も信じて貰えない内容を今度こそ信じて欲しいみたいな感じで作った論文にコピペがある訳がないんだわ。画像がどうのこうのの前に、コピペでやっつけ仕事の論文で世紀の大発見を発表する訳がまずあり得ないんだよ。画像よりコピペがうさんくさい。

 んでその理系の分野においても、無断引用はダメだけど出典を書いたコピペはオッケーだって散々言ってるわけで、あたしはそのコピペ部分がどんな内容かもわからないし、本人は単に出典を書き忘れただけだと主張するかも知れない。あれも間違いこれも手違いそれは忘れたっていう何重にもミスが重なっただけで、論文の中身自体は本当ですってどの面下げて言えますかって事だけどね。その本人としては出典を書き忘れただけかも知れないコピペについて、やはり理系の分野ではコピペの善悪じゃなく出典を書かないことの善悪のみ問題にするって事が重要だ。あたしは著作権という物が大嫌いだが、なんでもかんでもどんどんパクって自分の利益にしていけばいいし、優れた物はパクられてなんぼ、有名人は物まねされてなんぼ、という風に考えていて、それでも、偽物が本物であると主張するのだけはダメだと思うんだ。あとからやった人が自分が先だとか言ったら収拾がつかなくなる。でもあとからやった人が先にやった人をパクりつつより良いものを出す事を、先にやった人が妨害する権利はあってはならない。現実として、著作権だの特許だのと言って、お互いに足の引っ張り合いしか起こっていないから、現状の著作権はなくなった方がいいんだけど、オリジナルの人がオリジナルですよと主張する権利として著作権はあるべきなんだよ。んで小保方さんがミスっただけだって主張するかも知れないコピペに関して、出典を書けばそれはやってもいいパクりだけど、書き忘れれば盗用になっちゃうんだな。お店で商品を手にとって、お金を払い忘れても万引きだからね。世紀の大発見を発表する論文で、ケアレスで盗用しちゃいました的なミスが出来るかって話よ。

 小保方さんの疑惑を度外視してとにかくSTAP細胞が存在するかどうかに注視する人もいるけれど、答えは「ある」か「ない」かだけじゃなく、「あると思い込んでる」の線があると思っている。世紀の大発表論文でどの写真が証拠なのかも自分でわからないようなうっかりさんは、どれがSTAP細胞なのかうっかりしてわからない可能性がある。もし本人が言うように、あれもこれも全部単なるミスなら、本当はないものをあると思い込むミスをしているという落としどころにならざるを得ない。いやもちろんミスじゃなく故意ならこれは存在しない。つーわけでこれを検証して「ある」に持っていくのは無理なんじゃないかな。いや例えば「当初発表した内容とは全く違いますがこれがSTAP細胞です」といって取るに足らない物を出してくる可能性くらいはあるかもね。

 でもね、コピペしてやっつけ仕事で文章を作って、元からあった別の画像をはっつけてデタラメな発表をする意図が想像出来ないじゃん。いやどー見ても嘘なんだけど、嘘をつく理由がわからないって事よ。理系の分野では嘘をついてもすぐバレるわけで、それが大発見であればあるほど多くの人がそれを検証するわけで、そこに嘘を投げ込むのはあまりにも無謀なんだよ。わざとじゃなく間違いだったなどと言う点に固執して会見する人が、最初からそんな危険なイタズラをするわけないじゃん。頭がおかしいようには見えないし、そうなると嘘は言ってないのかなぁっていう点が唯一、まだ本当かも知れないと思わせちゃう。それが最後の砦であって、証拠自体は全部崩壊してるからな。これってホントただうっかりさんなのかも知れないな。うっかり細胞や。

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