BDS2006来た#2
FF12でようやくエンディングらしきものに到達でき、
これからはもっとDelphiをいじる時間は増えるかもだが、とりあえずの現状について。
前回の記事では、ブツが到着してインストールした当日の話で、
早くもバグと思われる不審な挙動がいくつも増えていることに気がついているので、
ひどい改悪版かもしれないというところまで書いた。
ところが、確かに目に付いているバグは増えているんだけれども、
改善されたっぽい場所もたくさんあるんだよね。
一番重要なのは、まだ一度もアクセス違反が出ていないと言うことだ。
2005でなら既にエラーが出て強制終了しててもおかしくない、ってほどの時間は触っている。
Delphiでは、IDEがエラーを起こすとエディタ部分が書き込み禁止になるので、
たとえ落ちなかったとしても、エラー出た時点で作業の続行は不可能となり、再起動を要す。
そういうことが今のところ2006では発生していない。
落ちないと言うことが快適すぎて、増えたバグに目をつぶって良いくらいだ。
いや、ホントは落ちないことが当たり前であって、今までひどすぎただけだろう。
もしくは、本格的にいじる時間が増えたらまたドシドシ落ちるという可能性もあるが。
落ちるかどうかだけではなく、他にも不審な挙動が出にくくなったという印象。
「不審」というのは、「こうやったらこうバグる」と特定できないせいで、
使っていると時々そうなるとしか表現できないから、「不審」と書いてているのだが、
条件がわからないから、これからその不審な挙動が出るかも知れないが、
一応「まだ出てない」って事が、直してくれたのかもと根拠もない期待を持ってしまう。
そりゃ金払ったんだから期待ぐらいさせて貰うが、過剰にするとまた裏切られるかもな。
ともかく、これなら2005をアンインストールしてしまっても良いという印象だ。
いままで、Delphiのバージョンをあげたとき、旧版をアンインストールしたことがない。
旧版で作っていたプロジェクトを新版に移行する場合、
使用しているコンポとか改変したVCLとかも移行しないとビルドできないわけで、
現在進行中のプロジェクトなら、内部までわかっているから移行は出来るけれども、
数ヶ月とか触ってないプロジェクトを新版に移して、しかも正常に動作するか確認するのは無理。
よって、しばらく触ってないプロジェクトをちょっぴりだけ改変するときのため、
旧版はあえてアンインストールせず、新版と共存する形で入れておいて来たわけだ。
プログラムのアイコンも違うし、両方入っていても特に問題はないのでね。
ところが今回の2005と2006はアイコンが同じ。もしくはソックリなのか?
ヘルプはアイコンも名前も同じものがスタートメニューの履歴に並ぶことになる。
今回だけは両方入ってると邪魔で仕方がない。
しかも、D7から2005に移行させたのは真魚のみだったので、
真魚を2006に移行させた以上、2005を残しておくメリットはなくなった。
邪魔かつ存在意義がなくなったのだから、2005を削除してみた。
2006に関連づけられたはずのDelphi関連ファイルが全部未識別アイコンに変化してしまった。
予想はしていたが、2005は本当に最後の最後まで迷惑をかけるバージョンだな。
だがこれでオサラバだし、もう一度2006をアンインストール&インストールした。
修復インストールでなくいったん削除したのは、2005の修復インストールの不具合に学んだ。
なんか、2005の不具合をいくつも語らないと話が先に進めなくてウンザリだが。
でももうオサラバしたし、どうせもう修正パッチでなさそうだからこそ2006にしたわけで、
あるいは修正したものが2006で、2005は切り捨てということかも知れないし、
よって語っても仕方ないのはわかってるけどね。
さて、そういえば、このバグに悩まされた2005より前に、あたしゃDelphi 8も購入していた。
D8はD7ベースではなく、2005や2006と同じ系統のIDEであり、
つまりは2005のバグと、2005の時点で修正されたバグの盛り合わせだったはずだ。
実際、使ってみて2005よりバグだらけだったことは覚えているのだが、
Delphiでユニコードが使えるようになったといううれしさで、そんなのはどうでもよかったな。
このD8をキッカケに、ユニコードでエディタを作ろうという気になり、
.NETならVC♯の方がやりやすいし、IDEが落ちないしと言うことでVSに移り、
しかし.NETの動作に不満で結局Delphi 7でユニコードのエディタを作るに至った。
あれを買わなきゃ真魚は1.xxで見捨て、今頃は片手間にプログラミングとかしてなかったかも。