ミニカップ辛ラーメン
本当は袋入りの辛ラーメンが好きなんだけど、量が多すぎる事が最大のネック。
それで最近は、量が少ないカップ版の辛ラーメンで妥協している。
残念ながら、スープはいいとしても麺がカップ用の3分にあわせた別物だ。
本当は袋の辛ラーメンを煮込んだ感じが食べたいけれど、まぁしょうが無い。
人間の味覚なんて慣れで変っていく物で、慣れでは解消出来ない量の問題が優先だ。
いやそもそも、量を意識するなら辛ラーメンでさえなければ全て解消する。
辛ラーメンだけ国産の袋麺より量が多い。
量の問題とともに、あたしは麺に辛みを入れすぎてエスカレートする問題がある。
辛くない商品にエスカレートした辛みを入れるより、辛い商品で満足したい。
だから辛ラーメンという常識の範囲で収まった辛さの麺を選んでいる。
その、味より量を優先して乗り換えたカップ版の辛ラーメンでもまだ多い。
もっと少ない辛ラーメンを望んでいたが、Amazonにミニサイズ版が登場した。
これは願ったり叶ったりだと思って、当たり前にまとめ買いしたんだよ。
んで、買ってみないとわからない欠点に遭遇した。
さっさとこのまとめ買いした分を食べきり、また通常のカップ版に戻したい。
味は別にうまいけど、味はどうでもいい。
ざっくり言うと殿様商売だな。
日本と違ってライバルがいない国の、質の悪い輸入品だわ。
日本に来てみて他と比べられたら困るというレベルだ。
味じゃないよ、味以外の部分がまるでなっていない。
カップラーメンって、各社とも透明ビニールで包装されて売ってるわけだ。
そのビニール包装を除去する時に、いちいち刃物を使わなくても良いのは日本品質。
カップ麺を食べる時にまずは何かしらの刃物を手に取るって、生まれて初めてだわ。
湯を沸かして入れるだけ、湯さえ沸かせたら食える、が成立しない。
湯が置いてあるコンビニでも、ポッドの隣に刃物を置かないといけなくなる。
非常食で缶詰を用意したけど缶切りがないような物だ。
こんなちょっとしたことだから、殿様商売で作ってる方は気づきもしないだろう。
あるいは、歯でも無理矢理食いちぎれるだろうとか、いろいろ補完するかもな。
問題は、日本製品だとみんな普通にやってる事が、韓国製品はやってない事。
ってかミニじゃないカップ辛ラーメンは刃物がいらないのに、ミニだけ刃物が必要。
ホントにたいしたことじゃないけど、だからこそ、作った人の姿勢が伝わってくる。
サイズを小さくすること以外に何も考えず、軽い気持ちで製品化したな。
いや、たったこれだけのことで判断するなよって、売る側は思ってるかもな。
さらにそのビニール包装をはずして、フタを半分開ける行程でも失敗する。
フタののり付けが下手で、薄くはがれたり裂けたりして、綺麗に半分取れない。
これに関しては、日本製品でもごくごくたまーにあるんだよね。
いつもと違う容器を使用してる麺とかだと、はがれ具合までチェックしてないのかな。
辛ラーメンでも、1回ならこちらのミスで綺麗に剥がれなかったと思える。
あるいは個体差で、のり付けが失敗したやつが入ってたと思える。
でも全部なので、もはやこれは売ってる側が食ってみてない事の証明だ。
もしくは、社内で食ってみる係と湯を入れる係が違っているのかな。
自分で買って、自分でビニール包装を取り、自分でフタを開けると差がつく。
まだ味見どころか湯も入れてない時点で、日本製品とは雲泥の差だ。
あと、売ってる側に責任のない個人的な理由も一つ。
ミニサイズを求めてはいたが、月見にするとミニ過ぎて麺が柔らかくならない。
普段は月見で食べてるけど、月見にしなくてもおいしいと思えるいい機会ではあった。
次からまた、通常のカップ辛ラーメンに戻す。