アーカイブ

2012年 8月 9日 のアーカイブ

 無料アプリと有料アプリが似たような機能を持ってるならば、せっかく金を払ったアプリを使わずに無料の方を使うって気にはなかなかなれない。あたしの場合はAndroidで最初に買ったアプリがATOKだってくらい、文字入力で楽したい気持ちが強く、しかしATOKで満足してしまう気もないのでGoogleとかも試したりしていた。他は特に試してはいなかった。

 Xperiaにしたらソニー伝統のPOBOXが入って来たわけだが、昔の携帯でPOBOXは好きだったけど、今回初めて触ったスマホ版のPOBOXは訳が分からなかった。携帯初期設定でまずWi-Fiのパスワード入れたりマーケットにID入れたりしないと購入済みのATOKをダウンロード出来ないから、POBOXで頑張ったんだけど慣れてないからイライラした。まるで、はじめてiPhoneに触ったときのようにイライラした。もしかしたらこれも慣れれば良くなるのかも知れないが、いつでもソニー以外に機種変更出来るように、なるべく一般的な入力方法に慣れて使いたい。だからこそATOKでもジェスチャー入力ではなくフリックを使っている。

 無料のGoogleではなく有料のATOKを使うのは、別に払った金がもったいないからではなく、細かい使い勝手の面でのことだ。まず英字の確定入力が出来ない事。もちろん、出来ないとあたしが思い込んでるだけかも知れないが、少なくともあたしには出来ないので、ATOKに明確な確定入力のチェックボックスがあってうれしい。あと、日本語フリック入力と英字フルキーボードの他に数字キーボードがあるんだけど、あたしはそれを使わないから出てこないようにしたい。ATOKなら日本語か英語かだけの切り替えなのに、Googleだと数字もあって三つの切り替えになる。こう言うちょっとした細かいところしか気になってないので、別にATOKがなければGoogleでも良いんだけど、ATOKがあるならATOKを使う。

 と言う状態だったんだけど、この度、ATOKで変換出来ない単語をオンラインの辞書で補おうとして、どうせならそれがオフラインの辞書ともっと親和性が高い方が良いと思ってSimejiを使ってみてるところ。Googleで不満だった英字確定入力も出来るし数字キーボードは出てこないし、今のところ特にATOKより不便に感じることはない。たぶんオンラインの辞書で変換した物が自動でオフラインの辞書に反映されると思う。しばらく使ってみて、よほどバカだから使い物にならないって事になるかも知れないが、現時点ではATOKより良い所ばっかり目につく。スラッシュとバックスラッシュが別キーボードになってる事とかもわかりやすくて良い。拡張フルキーボード使用にしたり、シンプルじゃない表示にしたり、結構カスタマイズした上での話だけど、まぁカスタマイズできるって事がGoogleとは違ってATOKを代替できる最大の要因なんだろうな。

 オンラインの辞書を使うにあたり、メールアドレスなんかを入力するのが怖いって事もあるんだけど、たぶん英字確定入力にしてれば関係ないと思う。英単語の予測変換が必要な人は確定入力が嫌いかも知れないが。

 Xperiaにしたら動画撮影中もズーム出来るようになって満足している。iPhoneやStreakでは、たかが携帯に付いてるおまけのカメラだっていう程度にしか使えなかったわけで、世界的にはきっとそれで普通なんだろう。でも日本では防水も必須だしカメラの性能も重要視されてるって事だろう。あたしは別に防水さえついてれば、他のいろんな事で妥協しても構わないんだけど、カメラは国産を選ぶ理由として防水の次くらいに考えていい。ってもしかしたらiPhone以外はもう外国産も動画ズーム対応してるかも知れないけど。

 動画は良いとして、写真の手ぶれをどうするかって事が問題だ。手ぶれしても直してくれる手ぶれ補正と、手ぶれさせない手ぶれ防止がややこしくて、たぶんよその人もよく分からないで混同してると思うんだが、補正はたぶん、撮影後にデジタル的に加工される物だと思うし、防止はたぶん、物理的に揺れないようにして撮影する事だと思う。iPhoneではそのどちらもケアしてないので、アプリで「本体が揺れてたら撮影できない」機能を使って、揺れてない写真を撮るしかなかった。Streakもそうだったので、そのことだけのために特化して自分用かつStreak用にアプリを作った。そしてXperiaもまたそうなので、Streak用に作ったやつを改変してアプリ作ろうかとさえ思ってる。自分で作れる物なんてたかが知れてるので、既存の有名アプリには敵わないことばかりだが、手ぶれ対策という点に関してだけは、既存のどのアプリでも満足できないわけで。よその人はフィルタとかでカメラを選ぶようで、あたしとは選ぶ基準が全然違ってる。

 どうしてもここで書いておきたいのは、エンジェルカメラというアプリの事だ。あたしは有料版をインストールしてある。あちこちで初心者向けに勧められてて、推薦理由の一つにも手ぶれ防止がついてるからって書いてる事が多いんだけど、これって本当に手ぶれを防止してるの?他の手ぶれ防止機能付きアプリでは、携帯本体をゆらしてるとシャッターが切れないのに、エンジェルはゆらしてるとバリバリに手ぶれした写真が撮れちゃうんだけど。ひょっとしてこれ、動作する機種とそうでない機種があるのかな?と思ってもそういう詳細を書いてるところには行き着くことが出来ない。これを初心者に勧めてる人は、本当に自分で使ってみて手ぶれ防止出来てるんだろうか。補正じゃなくて防止だよね。なんかもう、誰がどれだけわかってて書いてるのか、テキトーに書いてるんだか分からない情報しか転がってないわ。少なくともあたしには、手ぶれするなら価値なしというポジションになってる。起動が遅いせいで、間違いタッチで各種切り替えボタンを押してしまう使いづらさがあり、オススメできない。

 カメラズームFXが大変よろしいんだけど、毎回手ぶれ防止モードに切り替えてから撮影するのが面倒くさい。前回の撮影モードを覚えて置いて欲しい。これはそこしか不満がないので良い方。カメラ360は前回の撮影モードを覚えてるけど、手ぶれの感度を調節出来ず、薬物で手が震えてるあたしが使うと全然シャッターが降りずにタイムアウトする。それになぜか常駐するのも気に入らない。この辺を自分でどうにかしたいからアプリを自分で作るとかいう話になるわけで、確か、手ぶれが止まらないときはやむを得ず揺れてても撮影出来るように作ったはず。最近はいつでも機種変更出来るよう、撮った写真はiPhoneでもAndroidでもpicasaにアップしてるので、2048pxに設定してて、カメラを自作し直すならその辺もこだわらないといけない。

 手ぶれ防止じゃないんだけど、HDRカメラ+ってのは気に入った。iPhoneのHDR撮影は普通に3枚合成写真になるみたいで、動いたものとかはおかしくなっちゃうんだけど、こっちのアプリは1枚目を基本にして2枚目と3枚目で補正をかけるみたいで、動いて使えない部分はそもそも使わないように出来ているっぽい。その補正のおかげか、他のカメラならもっとぶれてるはずの物があまりぶれないで撮れてる。HDRに適した写真はHDRになり、そうでない場合でもiPhoneのようにあまり酷いことにはならいということで、これは使い勝手が良いと思った。こんな出来が良いんだったら手ぶれにこだわるよりHDRを使った方がいいかも。iPhoneではHDRより手ぶれを重視しなきゃいけないレベルだったけど。

 あたしの場合は別に良い写真を撮りたい訳でもなくこだわりが強いわけでもないんだけど、ここぞって所で撮ったら手ぶれ状態だとか、HDRの合成に失敗してたりで、マトモに見えない状況をなるべく避けたいだけなんだよ。それで、普通のプリインストールカメラより失敗の可能性が少しでも低い物を求めるわけだが、手ぶれ防止面ではあまりあたしの好みにあうアプリはなく、それよりHDRで手ぶれの補正的な事にも寄与しててかつiPhoneのように酷い失敗が起らないなら、あたしが求めていたのはHDRだということになる。

 Xperia本体のカメラはハード的に大変優秀だと感じる。あとはソフト的な問題だけだったが、ソフトはHDRカメラが解決してくれるかも知れない。