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2011年 8月 29日 のアーカイブ
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オーズはあまり真剣に見てなかったので、久しぶりに主題歌を覚えられなかったライダーだし、
後半はハマって毎週見てたが、前半は結構見逃して、そのせいか終わるの早いって感じる。
その見逃してたせいもあるんだろうが、コアメダルの数がどうなってるのか意味がわからなくて、
まさかダブリのメダルがいっぱいあるとは思わなかった。
コンボできるって事はオーズが3枚持ってるから、グリードは0枚で生きてるのか?って思ってたし、
手だけのアンクがタカメダルを持ってるから、子供アンクはクジャクとコンドルを持ってると思ってた。
だから子供アンクが消滅したらもうタジャドルも不可能だろうとも思った。
毎週番組の最後に所持メダル数が出てるが、取られた回でまだ3枚持ってる時とかもあったし、
あたしが色盲なせいもあるから、どのメダルを誰に取られたのかよくわからないと感じた。
そういう経緯もあって、わからない事はわからないまま見てた。
ディケイドの教訓があって、わからない謎が映画に持ち越す事だってあるんだから、
テレビで全部解決すると思って見てると裏切られるぞとも思ってて、それも真剣に見ない理由の一つ。

真剣に見てないせいで気がつかなかったが、今回のライダーはその最終回までに解決したい謎がなかった。
平成ライダーは全て、謎ありきで見てて、それが解明されるからクライマックスが見逃せなかった。
それが初めて裏切られて、解明なしだったのがディケイドで、もう謎は追究しないことにした。
ディケイドのあとのダブルはちゃんと最終回までで一通りの謎を解決し、
ディケイドのことは反省したんだろうと感じたが、今回はそもそも謎なしで来たんだな。
最終回まで見たいモチベーションは謎ではなく、主人公のグリード化の心配、
アンクの消滅危機の心配、アンクが無事なら他に一人犠牲にならざるを得ない状況の心配などだった。
これって子供向けじゃないドラマでもよくあるような、登場人物が病気で死ぬかも知れないとか、
誰かが幸せになれば他の誰かが幸せになれないとかっていう、
普通に気になる状況で最終回を楽しみにしてるっていうケースと同じじゃん。
アンクとの友情で引っ張れるという手応えは、やはり二人で一人のダブルでつかんだんだろう。
今回も二人で一人みたいな話だったもんな。

主人公の欲しいものが何なのかってのは今回の謎だったのかも知れない。
しかしそれって、かなり前に欲望が大きすぎて吸い取れない敵が出てきた回で、
どうせ地球平和とかが欲望だから地球並にでかくて吸い取れないんだろうというイメージを、
吸い取り失敗のシーンでビジュアル的に植え付けられてしまった。
ライダーシリーズに限らず、記憶喪失は番組をひっぱる定番のテクになってて、
今回も主人公が自分の欲が何かわからないっていう話になってたにも関わらず、
それって答えが何であろうと、結局は一人でみんなを助けたいって願ってる事はバレバレであって、
そこしか用意してなかったから、今回は失敗して謎なしのライダーになっただけなのかも。
ホントは謎ありのつもりだったとしたら、次こそ謎なしで頼む。

次のライダーも頭がロケットで残念だが、残念じゃない平成ライダーはあまりいなかったわけで、
いつも、最初は残念だけど見慣れるんだよな。

今だからこそ民主党はマニフェストを実行出来てないとか言って、批判のネタになってるけれども、
だからって今から反省してマニフェストを実行するように頑張りますってのもバカバカしい話だ。
もうマニフェストは良いんだよ。
しかしマニフェストの先にあった物は今でも常に求められているのであって、
具体的にはそっちをやりやがれ。

たとえば高速道路を無料にすると言う事が、国民のどうしても果たしたい願いだったわけじゃない。
この項目に関する本当に重要な所は、高速道路の料金を無駄遣いしてる官僚とか天下りとかがいて、
自民党はそういう人達とズブズブでしがらみを断ち切れないんだろうから、
あえて政権交代をさせて別の党にやらせればそういう無駄を省くことが出来て、
結果として高速道路を無料にも出来るだろうという事だ。
一部無料にするテストを行ったことなど何ら意味のないことで、
本当は無料化出来るほどに官僚と天下りを整理して欲しいってのが、民主党に対する期待だった。
何も文言通りにやれってことじゃなく、文言に込められたその先の話が重要だったんだ。
もう無料にはならなくて良いから、道路関連に限らず特別会計の一般会計化と、
いらない公務員と天下りの整理やらをしっかりやれや。
これさえやれば約束違反なんて小さな問題だ。

また、沖縄の基地関連の約束もしてたようだが、住んでる人以外はそれももうどうでもいい。
そんなのは大した問題じゃないけど、重要なのは米国の言いなりにならない独立国家になる事だ。
自民党にはそれが出来ないから、民主党なら出来るんじゃないかって言う期待で政権交代したわけだ。
民主党になって変わったのは、単に米国の信頼を失っただけ。
ベストなのは、言いなりにならずしかも信頼もされることだったけど、
結果は言いなりにもなるし信頼も失ったしで、全く逆のことが起った。
じゃあ今からもう一度基地の話を白紙に戻せば良いのかというと、
それでもっと信頼を失うけど、トップがそれで良いと決断してやるならやればいい。
その上で、いずれ信頼を回復するように、また別の努力も必要になる。
あるいは今回はあきらめて、米国に「うちの鳩山が申し訳ない」って土下座し、
しかし次回からはフラフラせず、自国だけで決めるから覚悟しろってことで挽回しても良い。
これだってもうマニフェストに立ち返ることが問題ではなく、
民主党なら日米関係をどうするのかという事を、キッチリ決めて表明することが求められる。

さらに言うなら子ども手当だって、たとえマニフェスト通りの金額を支給しても、
その分だけ税金の控除がなくなったりしてたんじゃ意味がない。
それじゃ形だけ約束を守ったんであって、そんなことをさせるために政権交代を望んだんじゃない。
どういう子育て支援でも良いから、支援になりさえすれば、マニフェストの文言通りじゃなくても良いんだよ。
子ども手当が、単に約束を守るかどうかだけの判断材料にされ、
民主党を支持させるためだけのバラマキで財政難を招くという事になるのを、誰も望んではいない。
子ども手当ぐらい出せるほどに、民主党は自民党時代の無駄遣いを大きくカットできるはずだったろ。
自民党に出来ない事をやるから、浮いたお金で子育て支援をするんだって事を望んだのであって、
何も出来ないからせめて金だけでもばらまいて、財源は国民全体で借金するって全然ダメじゃん。
文言通りの実行なんかどうでも良いから、その先にあった本当に重要な所を見落とすなよ。

あくまで民主党は、自民党じゃダメだからという国民の思いが行き場を失い、消去法で支持された党だ。
そして今既にほとんどの国民は民主党も消去した。
でもそれはマニフェストを実行しないからではなく、マニフェストの先にあった物を実行しないからだ。
今さらマニフェストに立ち返るとか言ってるのは完全に誤解してる。
マニフェストが実行出来るほどに、官僚と天下りを整理して、財源確保して、米国に強くなれよ。