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2006年 1月 28日 のアーカイブ

真魚は作者自身と、嫁が快適に編集作業を行えればそれでいいテキストエディタだ。
二人とも、プロポーショナルフォントを使える事など望んでいない。
現在真魚を使ってない人が、使ってみたときに等幅しか使えないと不満に思うだろうけど、
そんな人は真魚じゃなくてより自分にあったソフトを使えばいいわけで、
みんなの要望に応える定番エディタとかを目指してはいない。
このソフトの場合は、作者と趣味が合う人だけコッソリ使って貰った方が、
作者が興味ある方向にだけアップデートできて助かるわけだし、
そうやって来たので、現在の真魚ユーザーは誰もプロポーショナルを望んでいないはず。
プロポーショナル対応はあくまで、SJIS外の等幅フォント対応の「ついで」なわけで、
その機能が必要で作っているわけでも、誰に言われて作るわけでもない。

とはいうものの、ずっとエディタエンジンの開発を趣味でやって来たわけなので、
TEditorで限界を感じた部分を打破する機能は、作ってて面白いからついつい注力しちゃう。
長年TEditorをいじって、「これは無理」と思ってたことが出来るのが楽しい。
現在のエディタエンジン開発はそもそも、内部データをユニコードで保持するという、
TEditorに出来ないことをどうやって実現するかにチャレンジする目的で始めたものだし。
頻繁な折り返しを想定してないTEditorを超えるために、折り返しも力入れてるし。
同じ理由でプロポーショナルフォント対応も力が入っている。
逆に、TEditorで既に出来ている部分は全然力を入れていない。
例えば色分けの部分だったり、ボックス選択だったり、マーク/ジャンプだったり、
そういう部分はかなり雑に作ってある。
ユーザーいなくても更新していける理由は、チャレンジ目的だからだと言えなくもない。

TEditorからパクった部分とかは等幅を前提に作業しているわけだから、
ソース全部をプロポーショナル対応のために見直すのはすごく大変。
誰も望まぬ機能のために、ずいぶんと手間をかけて更新作業中。
動作テスト版を初公開してから既に10回くらいコッソリとアップデートしている。
あちらを直せばこちらがおかしい→直すだけじゃ対応できず作り直し、って所もあったり。
修正は出来てるけどもっと高速化できる非効率的なコードだったり。

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