弘前のラーメンがまずいという話は以前書いたとおりだが、あえて繰り返しておく。
地元のラーメンしか食べたことのなかった若い頃はラーメン嫌いで、
よそのラーメン食べるようになってから美味しくて毎日でもラーメン食べたくなっている。
去年、大館でも最高にまずいラーメンを出され、半分残したのだが、やはり麺は弘前製だった。
昨日、青森市に行ってラーメンを食べたが、青森も全く同じまずいラーメンの文化があった。
二口ぐらいでもう満腹になるほどまずかったが、我慢して全部食べた。
この日の主目的は水族館で、お昼は帰りにまずいラーメンで我慢しようねと朝から決めていた。
普段から3食とも美味しい食べ物を期待するあたしだが、たまには美味しさをあきらめる気でいた。
工場製の業務用麺と業務用スープで作ったラーメンに、その地方の特産物を乗せただけの、
特産物ラーメンというのがどこの地方に行ってもある物だ。
ちょっと良心的なところでは、麺だけ工場製で、スープは自家製というところもある。
正直、スープの話はどうでもいいのだ。
色々比べれば美味しいスープとそうでもないスープに分けられていくけれども、
そうでもないスープでも途中で捨てたくなるほどまずいって事はほとんどない。
ダシとって塩気があるホットな液体がまずいならそれは味わう側に問題がある。
まして業務用のスープなら、なるべく万人向けに調整され、誰でも美味しく作られているのだ。
もっと美味しいスープの方が多いとしても、このスープがまずくない事だけは確かだ。
問題はやっぱり麺なのだ。
地元で流通している業務用麺は、麺にラーメン風味を付ける成分がやたら多すぎる。
その風味成分がスープにしみ出て、どんなスープを用意してもラーメン風味スープになる。
まずくはないはずのスープをまずくする麺は最悪だ。
洗えばいいのか湯切りが大切なのか、あるいは何をしても無駄なのかは知らないが、
地元の業務用麺を使っている限り、まずくて麺もスープも残しちゃう人間がここにいる。
北海道の菊水や盛岡の麺だと、家庭で作ってもこんなまずくはならない。
地元の麺のまずさと、そのまずい麺を平気で食べる地元の舌は、まさに全国的な恥。
まずくても平気だからラーメン屋が潰れなくて、全国的なラーメン屋地帯になってる。
でもまずいから、弘前ラーメンなるものが全国に知れることはありえない。
昨日食べたのは食堂のホタテラーメンで、典型的なその特産物ラーメンだ。
でっかいホタテが乗ってるので、ホタテが珍しい観光客なら、そのホタテ部分は美味しいと思う。
ラーメン部分のまずさについては言及せず、美味しいラーメンと評価するかもな。
美味しいホタテが乗ったまずいラーメンとは表現しそうもない。
実際のところ、美味しさを求める人なら観光客向けの名物ラーメンは食べないよ。
あたしだって初めから、特産物ラーメンは何が出てくるかわかっていながら食べてみたのだ。
この日は初めから美味しさをあきらめていたから出来た覚悟だ。
特産物ラーメンは地元風がウリだから、麺を県外産に切り替えることなど出来はしない。
だから、必ずまずいラーメンが出てくることはわかっていたのだ。
どうせなら、もっとまずいであろう水族館のラッコラーメンが食べたかった。
でもラッコカレーだけはもしかしたら、食べ残しどころか吐くかも知れないから食えないな。
昨日ホタテラーメンを食べた食堂は、新鮮な海産物が手に入る地の利を生かした場所だから、
観光客がウニ丼とかいくら丼とかホタテ丼とかを食べるべき、おすすめできる店だ。
間違ってもラーメンを注文するようなお店じゃない。
嫁がこの店に入るって決めたとき、あたしゃショーケースのカツ丼が食いたかった。
嫁はウニいくら丼のウニ部分、子供はいくら部分を食べた。
ウニいくら丼は生でご飯に乗せるだけ、ラーメンは業務用のに乗せるだけ。
この店の腕前を知れるような物は一切食べていない。
あたしゃこうして、時としてまずいことを知りながらまずいものを食べて、味を覚えている。
しかし本当は、1日たったの3回しか出来ない食事だから全部美味しいものを食べたい。
[日記的なもの/食べ物/2006]
続・まずいラーメン / 2006-08-28 (月)
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