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2011年 4月 9日 のアーカイブ

まだまだ余震が続いているが、その度に携帯がサイレンみたいな音を立てて教えてくれたり、
テレビで震源地や震度を流したりすることに、いい加減に飽きてきている。

まず携帯の方は、教えてくれる震度の基準がゆるすぎることが問題で、
ちょっと揺れたってなんにも起らないくらいなのに音の方がうるさくて迷惑だ。
物が落ちてくるとか火を止めなきゃいけないとかっていう震度じゃなければ、教えてくれなくて結構。
先日も、消灯してだいぶウトウトしてたときに突然キュンキュン鳴りまくって起こされ、
確かにその後地震は来たし停電もしたけれども、別に起こされる必要は全くなかった。
携帯が鳴らなくても地震で窓がガタガタ言うから、それで起きると言う事はあるかも知れないが、
地震に起こされるのとサイレンに起こされるのじゃ原の立ち方が全然違う。
そもそも、危機を知らせるための音ってのは、あえて人間が本能的に嫌う音を選んでいるわけで、
それをわざわざ鳴らすわけだから、本当に鳴らす必要がある場合以外は控えるべきだ。
これまでで、本当に鳴らす必要があったと思われるのは本震の時だけだったが、
肝心の本震の時は鳴らず、その後の鳴らなくて良いタイミングでばかり鳴ってウンザリしている。

それからテレビの方は、地震の情報を知りたい人はニュースなりNHKなりをみりゃ良いんだから、
それ以外の、普通の番組にテロップで臨時ニュースを入れる必要はない。
平常時なら地震は珍しいから、テロップを見て地震があったという情報を得てありがたがるし、
その情報から話題作りにいたり、どこが震度いくつだったとかっていう話も出来て楽しい人もいるだろう。
でもこれほどしょっちゅう地震があるのに、よそで起きた小さい地震までテロップ流す必要性を感じない。
今一つ一つの余震について、震源地や震度を語っても話題になりゃしないんだから、
地震の情報を知りたくてニュースを見た人にだけ、まだ余震が続いてると一言伝えるだけで十分だ。
と言うのも、最近は地デジ化もあってテレビがワイド画面になったわけで、
これは横に広がったと言うよりも縦に狭くなったようにしか感じない。
縦に狭くなった画面で上にテロップが出る物だから、人物の顔に字が重なって全然ダメだ。
特にそう思ったのは金八スペシャルの時に出た速報で、ドラマで表情が見えないって致命的だ。
いらない情報のせいで見てる番組の重要な部分を邪魔されるのが頭に来る。
地デジ化前は画面の上にテロップが出ても表情が見えないほどって事はなかったんだから、
やっぱり横に広がったんじゃなく縦に狭くなったと言わざるを得ない。
となると、これからは速報を画面の上に出すんじゃなく、右か左に縦書きすべきじゃなかろうか。

携帯もテレビも、地震のウンザリ以上にお知らせにウンザリしてるところだ。