アーカイブ

2010年 11月 12日 のアーカイブ

おそらく、ファミ通で点数を付けてる人達ってのは、仕事だからすごい数のゲームをこなしている。
一般人は一つゲームを買ったらじっくり飽きるまで遊ぶけれども、
ファミ通の連中は毎週数本のゲームを使い捨てで遊ぶという視点で点数を付けているから、
ちょっと浮世離れした採点になるのは当然だ。
あたしの場合は昔こそ一本のゲームをじっくり遊んでいたが、今はそれが面倒くさくて、
サクサク進んで作業が少ないゲームがいいと思ってるから、
おそらく一般人の感覚よりはファミ通の感覚に近いと自分では思っている。
そのファミ通で、メタルギアのシリーズは高得点を獲得していて、
特にピースウォーカーはPSPで唯一の満点評価だから、そりゃ面白いんだろうと思ってしまう。
でも前作のオプスで面白さがわからなかくて少ししかやってないので、どんなもんかとつまみ食いした。

前作でも最初に少しチュートリアルがあったが、今作の方がより親切だし、
敵に近付けば□ボタンがアイコン表示されるなど、かなりわかりやすくなった印象があった。
しかし、最初のミッションが終わったところで、スキップできないムービーのシーンが登場し、
そこでは指定されたボタンを連打しないと先に進めないのだが、そのルールが飲み込めず、
単にカスタムファームウェア対策でそこから先に進めない仕様なのかと勘違いしてしまった。
というのも、この件で検索したら、最初のミッションをクリアしたセーブファイルがヒットしたから、
たぶん、自分でこのミッションをクリアするのは不可能で、セーブデータを利用しろって事だと勘違いした。
それでそのセーブデータを利用してゲームを続けたのだが、似たような場所でまた詰まる。
ムービーを見るのが面倒でほとんどスキップしてるから、何のシーンかと説明出来ないが、
お花畑で女と戦うシーンがあって、そこも指定したボタンを素早く押さないと勧めないのだが、
それもルールが飲み込めず、ここもカスタムファームウェア対策で勧めないんだと勘違いした。
さすがに中盤まできて他のセーブデータを使ってまでやる気が起きない。
せめて、この進めない場所をチートで乗り切れないかと検索していて、たまたま、
それが対策ではなくそういうゲームであると言う事を知ることが出来た。
その時点では既に、あきらめてセーブデータを消していたので最初からやり直したが、
その最初の詰まったところがたしかにRボタンを押せと言う指示だったことを、ようやく確認できた。
そういえば初めてそこで詰まったときも、一度Rボタンは押したのだが、その後の連打をしなかった。
しかしそこを越えることが出来て、ようやく自分のセーブデータで楽しむ事が出来る。

そう思った矢先、△ボタン連打で拷問に耐えるイベントがクリア出来ない。
さいわいにもCFWなら連打プラグインがあるから越えられるが、普通の人はどうするのか。
体力の大半を費やして拷問を切り抜けたあと、牢屋の脱出に失敗してまた拷問まで戻され、
やる気は喪失してしまった。

へー、これがファミ通の満点か。
CFWならまぁ連打に限らずチートでいくらでもズルできるけど、
マトモにやる人はこの連打シーンで一生詰むかも知れないのに満点か。
いや、ファミ通はきっと序盤だけで、この連打シーンまで遊んだ上で点数を付けたわけじゃないと思うけど、
それにしたって本編のゲームバランスが厳しく、人を選びそうなこのゲームで満点か。
あたしはムービーを見るのが面倒くさくて全部飛ばしてるせいで、
ムービーが面白くてやってる人とは全くかみあわないかも知れないが、
ムービー部分を評価せずにゲームだけ純粋に面白いかというと、これ別に面白くないんじゃないの?
連打で詰まったら、詰まってやめたとしても、どうせこれ以上面白くならないんだろうし、
ムービーが見たい人は必死で作業をやらされればいいが、ゲームとしてはもうずっと一緒だろ。
せっかくいろんな武器が出てくるのに武器で敵を殺すと点数が下がるし、
せっかく対複数でも□ボタンだけでのアクションが出来るのに対複数にならないのを目指したり、
結局装備を外してコソコソと背後から首を絞めて一人ずつ落とすだけになる。
このこっそり首締めるだけのゲームのどこが満点なのかと。
いや、もう完全にムービーが満点なんだろ。

とにかく連打で頭に来たので、それ以外の全てが面白くなくて腹が立って仕方がない。
あと、ピースウォーカーが進まないのが対策だと勘違いしてる間、前作オプスもまたやってみたが、
そっちは人を引きずる作業が面倒くさく、あとアイテム満タンだと持てないから外しておくのも面倒くさい。
要するに今作はかなり遊びやすくバージョンアップしたんだって事で、たしかにその部分は評価出来るが、
余計な連打とか、ゲームなのかデモなのかあえてわからなくしてる中途半端な演出とかどうなのかと。
ホントにこの二作が共に高評価なのが、あたしには納得出来ない。

これを楽しめないようでは、おそらくもう何も楽しめないんじゃないかって気もしてくる。