スラムダンク

嫁がどこかから全巻借りてきたのだが、あたしが先に読破した。
ジャンプで連載してた頃、ジャンプを買う理由の一つだったぐらい好きだったが、
ジャンプで読んだからこそ、わざわざ単行本でもう一回読もうとは思わないでいたら、
今が連載終わって以来、最初の読み返しとなった。



黄金期のジャンプで連載する技術てんこ盛りで恐れ入る。
特に一巻にはその全てが凝縮されていて、こりゃ流行るわけだと納得する。
主人公に関して言えば、単に強いだけってんじゃなくて、ノビシロが大きいという事が連載技術なんだな。
そらもう最初から超人的な運動神経を披露しているんだから、既に体力面は最強なのだが、
技術面がゼロからのスタートで、少しずつ技を身につけてさらに成長するってのが面白い。
ドラゴンボールだって、どんどん強い敵を出して、それをさらに超えて強くなる事が重要だったわけで、
最初から強いやつがあまり強くないやつをいたぶってるだけじゃジャンプ的じゃないんだよ。
かといって最初があまり弱くてもダメで、メチャクチャ強いのにもっと強くなるってのが面白いんだな。
その強くなっていく過程を、単行本で一気に読むんじゃなく、
週刊で連載して待たされることが中毒を引き起こすのであって、それが連載の技術なんだな。
確かにスラムダンクは面白いんだが、それより、連載するのがうまいなぁって事の方が気になった。

主人公の成長を描くために、ライバルの強さをいかに表現するかも重要で、スラムダンクはそこがうまい。
ライバルチームが出現するたびに、勝てそうもないほど相手の強さを見せつけて、
最小限にしか勝たないでどんどん話を進めるところなんか、もう技術以外の何物でもない。
特にストーリー上の最後の対戦相手、山王を強そうに核技術は大した物だ。
確かにあれ以上は対戦相手を強く描けそうもないので、そこで連載終了でも納得だ。
連載当時も、いきなりの終了が信じられなかったのは一瞬だけで、
すぐに、確かに全部描き終わったよなと納得していた。
ジャンプにスラムダンクが連載していれば毎週楽しみだけれども、
山王より弱いところとあたるスラムダンクはつまらないだろうしな。
後に黒板に書いた続編とかナントカがあったらしいが、あたしにとっては既に終了で納得していたし、
連載が上手だから見ていた漫画であって、単発のエピローグを見たいという気は起らず、結局見ていない。

展開は全て覚えているにもかかわらず、読み返して何度も泣きそうになった。
しかし何に対するどんな泣きなのか自分でもよくわからん。
三井が改心してもメガネ君がシュート決めても泣きそうにはならないが、
桜木がバスケットマン宣言したり今度は嘘じゃないとか言ってるところで泣かされる。

まぁ、でも単行本を買って家に置いておこうとまでは思わないな。
やっぱりこれはジャンプを売るための道具になったマンガであって、
続きが見たくて毎週読んじゃうけど、何度も読みたいと思うほどは好きになれなかったみたい。

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