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2008年 10月 6日 のアーカイブ

バッファロー吾郎の面白さが全くわからなかった。
まず市毛良枝が誰なのか頭に浮かばなかったからしかたない。
家政婦は見たの人を思い浮かべたけど、あの人は市原悦子なので「市」しか合ってない。
歴代お嫁さんにしたいどうのと言われて違う事に気がついた。
その歴代と言われても東ちずるは確かにそうだったと思い出したが、竹下景子はそうだったの?って感じ。
要するに、楽しむための予備知識が圧倒的に不足していたため、全く笑う所がなかった。
で、決勝の草刈正雄と誰だっけ?でまたピンと来ない。
審査員としてを評価した芸人の連中はほとんどが30代で、あたしと同年代だが、
バッファロー吾郎で笑うための予備知識が備わってる人ばっかりだったんだろうな。

予備知識がないと笑えない物って、ジャストミートしないとホントにつまらないんだよね。
これはバッファロー吾郎に限った話ではない。
卒業式の作戦を立てるコントだって、サッカーのパロディだから知らなきゃ笑えないだろう。
合コンのコントも、女芸人がやる合コンコントで男は笑えないから、男芸人のコントで女は笑えないだろう。
宮沢りえだって今が旬ってわけでもない微妙なところをついてるのが面白いのであって、
人によっては宮沢りえが旬だと思ってるとか、誰かも知らない人もいるわけで、笑う人が限定される。
知らなきゃ分からない元ネタとか元人物とかがある物ばっかり。
昨日の番組はキングオブコントではなく、キングオブパロディだった。
もっとちゃんとコントを見たかった。

ロバートのトゥトゥトゥが予備知識もなく笑えてよかった。
バナナマンの朝礼コントは同じやつをもうテレビで3回以上見て知っているので、インパクトは薄れたが、
あれを初めて見た時の面白さをまだ覚えているので、評価が高かったことは納得できる。
こういうのが見たかった。
市毛良枝でピンと来れば、バッファロー吾郎がすごく面白かったかも知れないが、
同時に、市毛良枝を知らなきゃ面白くないんじゃないかと、採点の時考えると思うんだよ。
だのに、多くの芸人が満点の評価をしなければ到達しない合計点が出たので、
それってつまり、バッファロー吾郎で笑うのがコントとして正しいと、芸人達が評価したってことだろ。
あれが正しいコントなら、あたしが見たいものがコントじゃないって逆にいえる。
この番組でやりたかったコントと、あたしが見たかったコントとの間に大きなギャップを感じた。
つー事はこれからも、あたしの好みじゃないコントが流行り、好みなコントはあまり見られなくなるんだろうな。

もし、バッファロー吾郎で大笑いした人の隣で、あたしが全然分からなくて笑ってなかったら、
その笑ってる人は、おまえ市毛良枝知らないの?知ってたら面白いんだぜって説明するのかな。
ガンダムやプロレスを知らないと笑えない芸人もいるけど、その人達が出てくると嫁に説明するもんな。
その時、これはマニアックな笑いだと判断するわけだが、
芸人の連中がそんなマニアックな笑いをキングオブコントと評価してしまった事が残念だ。