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2006年 3月 2日 のアーカイブ

以前も書いたように、より多くのテキストエディタと同じ仕様にすればスタンダードなのではなく、
よりユーザー数の多いソフトと同じ仕様にすればスタンダードである。
たとえWindowsの仕様が間違っていたり使いにくかったりしても、
Windows風にあわせてやればより多くの人が迷わずに使えるようになるわけで、
テキストエディタにおける動作のお手本は、まぎれもなくメモ帳である。
でも、メモ帳と同じにするわけにはいかない部分もあるよと言う話。

まずはUndoについて。
メモ帳のUndoって、1段階しかなくて、もう一度UndoすることはすなわちRedoになる。
これじゃ足りないっていうのも、メモ帳以外のエディタを使う理由の一つ。
Undo/Redoはそれぞれ独立にメニューに存在し、回数は無制限ってのが当たり前。
で、メモ帳のUndoで特徴的なのは、バシバシと文字を打って行って、1文字だけ間違えて、
そこで当たり前にUndoしたら白紙にまで戻っちゃってビックリってのが良くある。
そのときはもう一度Undoして、バックスペースすれば良いんだけどね。
Undoが1回しか効かないメモ帳だからこそ、Undoで1文字しか戻らないのは困るわけで、
どこまででも戻れるエディタで、Undo1回でずばっと戻れる必要あるかなぁって。
いや、つい先日までは、メモ帳と同様の実装をしようとしていたんだけど、
何文字もつなげてUndoされることで腹が立ったので、考え直しているところ。
これだけはメモ帳のマネしてもしょうがない気がする。

次に多言語対応について。
一番の問題は中東方面の、右から左に書く言語。
メモ帳では、方向キーの右を押してもカーソルが左に動くなどと、複雑な対応をしている。
マウス操作も、慣れなきゃ何が起こっているかもわからない動作をする。
これって、はじめから中東言語を意識して設計してなかったから無理だ。
そもそも、自分が読めない言語のための機能って作れないし。
コレはあきらめて、左から右に記号のように文字を並べるだけって対応しかできない。
それから、インド方面の文字もなんかよくわからない。
単品で記号のように書ける文字が、別の字と並べると違う字に化けて1文字になったりする。
しかも、入力位置がそのくっついちゃった2文字の間には入ることが出来なくなる。
これも言語に対する知識がないせいで、メモ帳と同じ対応はできない。

もう一つ、多言語対応について。
なんか検索したら、ロシア語もワードラップするものっぽいので、
メモ帳で対応してなくてもやるべきかもと思っている。
その他の言語についても、ワードラップ適用できる言語はすべきかなと思っている。

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