被選挙年齢と脳の衰え

被選挙年齢を5歳引き下げる法案を提出するというニュースを見て、二つ思った。
一つは、何歳で出ようが適切な人を選挙で選ぶし、制限する必要がないと言う事。
つまり、若すぎてダメだと思った人は若くない人に投票すれば良いだけのこと。
もう一つは、下より上を制限して、年寄りを排除しろって事。
これは一つ目に思ったことと矛盾してるんだよね。
下は有権者が適切に選ぶから制限しなくて良いと思ったなら、上も制限いらんだろ。
でも現実は、下は制限無くさなきゃいけないと思うし、上は制限したいと思う。
日本人が戦後急速に長生きになり、憲法や法律の想定してない年齢まで生きている。
本人の能力がどれだけ衰えても、生きてる限り高いポストに座り続ける事がおかしい。
理想だけで作られた法に、科学のメスを入れて是正して欲しい。

昨今、高齢ドライバーによる事故が多発していると、しょっちゅう報道される。
その高齢ドライバーに話を聞くと、記憶力が低下したって言う人が多いのに、
判断スピードが低下したとか、思考能力が低下したと答える人はいない。
老化によって記憶力だけ衰えてるわけではなく、脳が衰えているわけだ。
脳が衰えているのに、記憶力だけ低下して、脳の他の能力が衰えないわけがない。
実際に、高齢ドライバーを試してみれば、衰えてるのは記憶力ではなく脳だとわかる。
ドライバーだけの話ではなく、人間は老化で脳が衰える。
みんな老化で脳が衰えてるのに、記憶力以外は自覚することがほとんどない。
脳が衰えた結果、記憶力も衰えてるんだから、記憶力以外も同じくらい衰えてる。
記憶力が半分になったと自覚したら、思考能力も半分になったと思っていい。
つまりバカって事ね。
自分の半分の思考能力しかない人を想像すれば、それはバカと表現したくなる。
いや半分かどうかは知らないが、自覚出来るほどならそれなりだろう。
年を取ればみんな記憶力が低下するって事が納得出来るなら、
年を取ればみんなバカになるという言い方をしても納得するしかない。

総理大臣や大統領を見て、加齢で記憶力が低下してない特別な人間だとは思えない。
国会に集まってる多くの老人が、記憶力の低下しないスーパー老人だとは思えない。
つまり記憶力だけでなく思考力も低下した、バカに国を預けてる事になるだろ。
失礼すぎて国会議員に思考力のテストは出来ないだろうが、
誰でも年齢で脳が衰えるんだよ。
誰でも記憶力の衰えだけは常識のように言ってるんだから、
その記憶力が衰えたのと同じ分だけ思考能力も衰えたと、バカを自白してるんだよ。
年寄りはバカ。
年齢に応じてバカ。
ちょっと、日本の文化風習に逆行しちゃう話なので、おおっぴらに言えないよな。
でも個人的見解を除外し、科学的に公平に見て、年寄りはバカ。
科学VS文化風習なのだが、多数派には逆らわずおとなしくしてないとな。

そう言う図式で被選挙年齢の話を見ると、下も上もいじって欲しくなる。
年とったらバカになってる自覚さえあれば、自発的にやめてくれるのにな。
年とってるだけでバカだと判断する有権者が育って欲しいな。
でも多数派の文化風習がそうなってないので、下も上もいじって欲しいな。

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