暮れの物欲

 おそらくね、多くの日本人が暮れに物欲を働かせてると思うんだよ。いや、日本に限らず世界中かもな。そのクリスマスプレゼントとかってやるじゃないか。自分は別に何も欲しくなくても、他人にはプレゼントをやるとかって事でまず景気が動くように仕向けられてるんだな。そしてボーナスもちょうどその辺に出るようにしてて、ないお金があるからって余計に消費するように出来てて、そういうのが癖になって暮れになるといつもより物欲がわくようになってるのかも知れない。あたしとしては、まぁ別に何もいらないはずだったんだけど、やっぱり周囲につられて物欲が高まってしまい、「ちょっと大きい物」を買ってしまった。



 「ちょっと大きい物」はちょっと大きいから買わないつもりでいた。それはiPad miniの新しいやつだ。昨年、あたしはNexus7やらKindleやら、そういう物をポンポン買っていたにもかかわらず、本命のiPad miniはちょっと大きいし性能もそこそこだしライトニングケーブルだしと、いろいろ条件が合わず見送った。そして今年のモデルについては、去年の低価格低性能路線をやめてちゃんとAppleらしい高級品なiPad miniが発売されたと言うことと、今や自分で使ってるiPhoneもライトニングケーブル主体になったと言うことで、あとはサイズがちょっと大きい事だけが問題だった。もっと大きいiPhoneか、もっと小さいiPad miniが欲しかったんだ。そんなあたしにとってちょうど良いサイズのデバイスはAndroidで主流になりつつあるわけだが、あたしがそのサイズで欲しいのはiOSの方なんだ。AndroidはむしろiPhoneのように片手で扱えるサイズが欲しいくらいだ。つまりあたしの欲しいものってのはこの世に存在しないんだ。本当に欲しいものは存在しないんだけど、まぁ妥協してもいいかなってところがiPad miniなんだな。でも妥協して買うほど必要な物でもないんだよ。うちにNexus7がなければ足りなくて買うレベルだが、あるのに買うほどじゃなかったんだよな。でも買った。暮れマジック。

 一応比べてみるとKindleと一緒だわ。Nexus7よりちょっと大きい。このちょっと大きい感じが許せるか許せないかと言えば許せるんだけどさ、本当に欲しいのはもうひとまわり小さいやつなんだよ。その大きさが良くてKindleやNexus7を買った訳だからiPadもそのサイズでいいんだけどさ、そのサイズのデバイスを一年ぐらい使ったあたしから見て、今はそれよりもうひとまわり小さいのが欲しくなったって事なんだ。まぁ、そういうデバイスをあんまり持ってなければ、それ自体の魅力を愛することは容易なわけだが、いろいろ持ってるといろいろ比べちゃうわけで、iOSでしかもそういうサイズの物が欲しいなぁとか、Androidならどういうのが良いなぁとか、この世に存在しない物と比較して駄目出ししたくなっちゃうわけだ。うん、まぁ、そういうことで、iPad miniはこれはこれで良いよ。サイズに合った使い方をするよ。

 小学2年生の子供達がうちに集まって、Kindleと2台のiPadでマインクラフトをやっているみたいなのだが、4人目が遊びに来ると端末が足りなくなっていた。あたしのNexus7は子供に開放していなかったのだが、あたしがこの度iPad miniに乗り換えたことでそれが出来ることになった。よその家はまだそんなにタブレットが普及してないだろうし、持ってはいても子供に自由に使わせてもいないだろうから、こう言う状況はごくまれだと思う。小学生達は仮想空間に巨大で緻密な町をつくっていたりして、まるでレゴブロック見たいな状況なんだよ。でも町を作れるほどのレゴブロックなんて個人で所有するのは無理でしょ。個人どころか、よっぽど広いプレイルームを所有してしかもそこをレゴ専用に使わせるという事ができる特殊な団体でもなければ無理でしょ。しかもレゴで町を作ったらもう壊したくないわけで、壊さないためにはやっぱり場所とブロックがまた必要になる。それがiPadでマインクラフトをやればすげー広大な世界を作り放題なわけで、作った世界を壊さなくてもまた別の世界を作れる。この子らは3DSのマリオとかポケモンとかやらずに、夢中で世界を作ってるんだよ。こいつらにもう一つ端末を提供したいって事も、今回新しく買った理由だな。

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