[日記的なもの/サイト関連/2005]

人力回帰 / 2005-11-22 (火)

Yahoo!が現在使っているロボット検索に切り替わる以前は、
まずカテゴリ登録サイトを優先してダイジェスト表示し、
見あたらない場合はロボット型の検索結果を表示するという仕組みだった。
その時点でロボット型の検索結果は、タイムラグの差はあれどMSNと同一だった。
それは現在のYahoo!検索の元になる1世代前のinktomi系システムで、
Yahoo!もMSNも別のロボット検索に移行してしまったが、
今はフレッシュアイがそのシステムを使っているので、完全になくなったわけではない。
サイトに訪問しているinktomi系ロボットはいろいろ種類があるらしいのだが、
どのロボットがフレッシュアイでどのロボットがYahoo!だという区別はなさそう。
本命とその周辺のサイトが一気に順位を上げる現象が両システムで同時に起こったのは、
両システムがシンクロ状態にあるからではないかと考えている。

最近つくづく感じるのは、Googleは検索する側にとってより良いサイトを目指していて、
Yahoo!は検索される側にとってよりよいサイトを目指しているという点だ。
現在のYahoo!検索は、フレッシュアイの結果に登録サイトの優遇を施しただけに見える。
すなわち、以前のカテゴリ優先表示をやめた場合、顧客であるサイト運営者を裏切るので、
その分ロボット検索の結果に手を加えて上位に表示しますよ、
という大人の事情をひしひしと感じる、疑惑に満ちた検索結果があらわになっている。
少なくとも、ロボット検索で上位に来ることはあり得ないようなサイトが、
カテゴリーに登録されていると言う理由で上位に出ていることは疑いようがない。
登録は人力で行われているわけで、Yahoo!のロボット検索は人力検索である。

しかし、これを否定したいとは思わない。
検索する側にはGoogleという味方がついているので、Yahoo!なんて必要ないし、
サイト運営者としてもYahoo!という味方がついているのでGoogleを必要としていない。
そんなYahoo!には、どこまでもサイト運営者の味方であって欲しいわけで、
順位を金で買えるサイトであるという姿勢はこれからも貫くべきだ。
しかも、現在はロボット検索の結果にさりげなく登録サイトを織り交ぜている形なので、
以前のように区別して表示するよりもよりいっそう運営者側に来たように思う。
現Yahoo!検索は以前と同じ人力検索であり、人力表示をより強化したと言うことだ。
これからどう変化するかはわからないが、現在のようなスタイルを続けるなら、
つまり、ロボット検索に見せかけて人力検索を上位に表示するスタイルを続けるなら、
ユーザーからも文句は出ないし、運営者も満足だし、金は入ってくるしでベストだろう。

人力漂流―山へ、そして自転車の旅へ
人力漂流―山へ、そして自転車の旅へ
神尾 豊



2008/11/18 (火) 更新 ©2005-2008 汁ムゴ魚 by Wantech
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